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チェコのヤポンカ 私が子どもの本の翻訳家になるまで
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チェコのヤポンカ 私が子どもの本の翻訳家になるまで

木村有子(著者)

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チェコのヤポンカ 私が子どもの本の翻訳家になるまで

定価 ¥1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 かもがわ出版
発売年月日 2024/01/23
JAN 9784780313109

チェコのヤポンカ

¥880

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2024/06/08

おすすめ資料 第583回 チェコ語の呼格が興味深い(2024.06.07) 父親の駐在により幼少期を当時のチェコスロバキアで過ごした筆者が、 チェコの子どもの本の翻訳家になるまでの軌跡が描かれています。 露語担当司書としては、チェコ語には呼格が残っていることを描写する エピソ...

おすすめ資料 第583回 チェコ語の呼格が興味深い(2024.06.07) 父親の駐在により幼少期を当時のチェコスロバキアで過ごした筆者が、 チェコの子どもの本の翻訳家になるまでの軌跡が描かれています。 露語担当司書としては、チェコ語には呼格が残っていることを描写する エピソードが印象に残りました。 ロシア語でも«Боже»などに残っていますが、 格としては失われているため、現在でも残っているのは興味深いです。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://library.kobe-cufs.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BK00364432

Posted by ブクログ

2024/03/31

【翻訳を超える、チェコとの関係】 チェコの絵本の翻訳家の自伝エッセイ。 はじめてチェコに行ったのは、父親の新聞社の海外赴任のためで、小学校3年生から5年生。その2年半がどれほど濃くて木村有子さんの人生を形作っているかが伝わる本だった。 その2年前の1968年にはプラハの...

【翻訳を超える、チェコとの関係】 チェコの絵本の翻訳家の自伝エッセイ。 はじめてチェコに行ったのは、父親の新聞社の海外赴任のためで、小学校3年生から5年生。その2年半がどれほど濃くて木村有子さんの人生を形作っているかが伝わる本だった。 その2年前の1968年にはプラハの春と、ワルシャワ条約機構による侵攻という、世界的な一大事が起こっていて。でも当時子どもだった木村さんはその歴史的出来事に大人になってから気付くのだけれど。 先日読んだルーマニアでの暮らしに比べ、社会主義体制でありながら、そして時代ももう少し早い時期の、駐在先チェコでの暮らしは、明るく、穏やかで、でもときに現地の人たちの移動の不自由にも触れられていた。 スクレプーしかという地での森のなかの学校、も、森には要請がいるという伝統的信仰と合わせても、なんだかすでに絵本の中にいるみたいだった。 そして、次にまたチェコを訪れたのは、1986年、20歳を超えてからの留学時という。 長い年月を経て、戻ってきたときは、言葉では書ききれない思いがあったと思う。 そして1989年。11月にベルリンの壁が壊されるところを西ベルリンから経験し、12月末にはチェコでのビロード革命。歴史の中にいる方なのだなーと。彼女にとっては、自分の友達がどうしてるか、という話であり、絶対に伝えきれないものがあるのだと思う。 チェコ語の翻訳をプロとして始めたのは40歳になってからという。 でも木村さんのストーリーを読んでいると、全ては小学校の時にチェコに行き、そこでの現地の生活に入り込んだ時に始まっていたんじゃないかなーと思ってしまう。 自分の仕事、生きがいって、もともとあるものではなく、自分のこれまでが紡いでいくものなのかもなー。自分が体験してきたことは多くが偶然だけれど、それらの体験に対する印象や記憶が自分なりにあって。そしてとくに感受性の強い10代頃の出来事って、人生に渡って大きな影響を与える、というか、人生を作るものでもあったりすると思った。

Posted by ブクログ

2024/03/31

チェコを愛し、チェコに住まう人々を愛し、そこで生まれる作品を日本に伝える著者の半生。 チェコに行きたくなる。

Posted by ブクログ

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