1,800円以上の注文で送料無料

ただ、それだけでよかったんです 完全版 メディアワークス文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-11-07

ただ、それだけでよかったんです 完全版 メディアワークス文庫

松村涼哉(著者)

追加する に追加する

ただ、それだけでよかったんです 完全版 メディアワークス文庫

定価 ¥748

440 定価より308円(41%)おトク

獲得ポイント4P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗受取なら1点でも送料無料!

店着予定:1/4(日)~1/9(金)

店舗到着予定:1/4(日)~1/9(金)

店舗受取目安:1/4(日)~1/9(金)

店舗到着予定

1/4(日)~1/9

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

1/4(日)~1/9(金)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2023/12/25
JAN 9784049155358

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

1/4(日)~1/9(金)

ただ、それだけでよかったんです 完全版

¥440

商品レビュー

3.7

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/08/23

松村涼哉さんのデビュー作。 一人の男子中学生の自殺の真相を姉が追う中で思いもよらぬ真相が明らかになる社会派ミステリー小説でした。 この世の中の問題を作品に落とし込むのが上手い。 と改めて思った!

Posted by ブクログ

2024/08/02

人間力テストは、本当に恐ろしいものだ。これほど生徒を支配し、狂わせたものはないと思う。菅原拓の革命はすごかった。誰も思いつかないような、いじめる側といじめられる側の反転。たった一人の革命とたった一つの願い。苦しくて、悲しい物語だった。

Posted by ブクログ

2024/01/06

 『菅原拓は悪魔です』  遺言を残して自殺した男子中学生のK。  なぜ、彼は自殺してしまったのか。  そして、悪魔と呼ばれた菅原拓。  人間力テストなるものがあり、そのテストで学年1位のKを含む上位4人の生徒をイジメたとされる人間力テスト学年最下位の菅原拓が起こそうとして...

 『菅原拓は悪魔です』  遺言を残して自殺した男子中学生のK。  なぜ、彼は自殺してしまったのか。  そして、悪魔と呼ばれた菅原拓。  人間力テストなるものがあり、そのテストで学年1位のKを含む上位4人の生徒をイジメたとされる人間力テスト学年最下位の菅原拓が起こそうとしている革命とは?  8年前の電撃大賞作品の『ただ、それだけでよかったんです』の完全版が幕を開ける。  私は、8年前に本作が発売された時に読みましたが、それ以来の再読でございます。  8年前に本作を読んだことを思い出しても、かなりの部分を忘れているなと思いましたが、最後など大まかなことは覚えてはいました。  また、本作品を読んでいる途中で8年前に書いた私の本作品の感想は中途半端だし、決してハッピーエンドではないけど、引き込まれて面白いという感想を抱いたらしい。  そして、今回読んでみて思ったのは、そういう中途半端さは解消されていると思います。  おそらくですが、大賞受賞時は電撃のライトノベルレーベルだからか、本作品に恋愛要素が中途半端に入っていた印象なのですが、それをあんまり感じないところが1つのポイントなのかな?と思いました。  その分、男子中学生Kの自殺部分をより深く掘り下げており、Kの自殺の目的がより明確になったなと感じました。  また、読んでいて、  「もしかして、この作品の元は夏目漱石よ『こころ』もあってのではないか?」  と思うほどに、Kの自殺はいろいろな解釈もできるものになっていると思いました。  前回読んだ時は、そんなこと微塵も思わなかったので、8年経って読書に対する私の感性が鋭くなったのか、今回の完全版にあたり加筆修正されたからかはわからないですが、Kの行動、Kの自殺の意味を考えさせられる内容になっていたのだなと思いました。  そんな本作品、なんで今になって【完全版】を出版したのだろう?と思ったのですが、なるほど、本作品の元々の話こそ8年前も今も変わらない、いや今だからこそより深く理解できる作品だったんだなと思いました。  スクールカースト  それをわかりやすくしたのが人間テストなのですが、これは要するに人気投票みたいなもの。  つまり、上位になればなるほど学年、クラスの人気者ということになります。  皆、できる限り上位になりたい。  なぜなら、上位であるということで、クラスでイジメられることなく過ごせるから。  変なシステムだなと思うかもしれませんが、私だってそうでした。  イジメで自殺する子がニュースに取り上げられ出した頃、学校のクラス内でイジメられるというのは嫌だから、クラスの爪弾きにされないように、同じ教室内で他の人の顔色を伺いながら毎日過ごしていたという面は否定できないなと思いました。  そして、いわゆるクラスで浮かないためには多少自分を殺してでも、他人の顔色を伺わないといけない。  そういう世界が教室内にあったのも確かだし、今もあるんじゃないかな?と思います。  他人の顔色を伺うために自分を多少殺す必要もあるし、多少スクールカーストを上げるために何らかの特技も身に着けないといけない(最近の場合はSNSでバズるとか。スシローの醤油ペロペロもそういう仲間内の悪ふざけや仲間内での承認欲求から行われたものだと思います)。  そして、仲間はずれになった教室内の同級生を誰かがイジメたら黙認もしくは自分が仲間はずれにならないためにそのイジメに加わらないといけない。  そんな暗い教室の一面を利用したミステリーでもあり、ライトノベルでもある作品だと8年ぶりに再読して思いました。  今だからこそ刺さる完全版  ただ、それだけでは良くなかった…

Posted by ブクログ