木にとまりたかった木のはなし

黒柳徹子(著者), 武井武雄(絵)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2023/12/22
• JAN: 9784309293707

商品レビュー

2024/05/05

すごい絵本です。

お話に合わせて描いたわけじゃないのに
そのお話に合った絵がある事が凄い

帯にある通り「黒柳徹子と武井武雄、奇跡の共演」です

2024/03/24

お話の内容も、この絵本が作られた過程も、とても感動だった。

ずっと鳥たちにとまる場所を提供していたことで、木は鳥たちみんなの信頼を得ていた。だからこそ、木が木にとまりたいと言ったとき、みんなが、その願いを叶えてあげたいと思ったのだろう。
giveの精神が大切ということを、改めて教えてくれた絵本。
そしてそれにより様々な経験を得ることができ、その経験を元にまた周りへgiveする。この循環による、何とも幸せな世界観が、本当に素敵なお話。

そして、この絵本が完成にいたるまでの過程が、本当に奇跡。
絵の担当の武井武雄さんがお亡くなりになった後に完成したこの絵本。ぜひあとがきと、作者と絵担当者を絆げた飯沢匡からのコメントまで、丁寧に読んでいただきたい。

2024/03/10

カラフルで、シックで、革新的な絵柄と、夢ひろがる、しかしおだやかな喜びに満ちたストーリー。

絵を担当された武井武雄さんのファンであった黒柳徹子さんがお願いして実現した絵本だそう。しかし話がまとまってすぐに武井さんは亡くなってしまいます。そんな中、奇跡的に残された絵の中から物語に沿ったものを選び出し、作家の死後に完成した本作。
お話にはそんなことは微塵も感じられないけれど、読んでみるとなるほどこのあたたかさは納得。手元に置きたいと思う素敵な絵本でした。