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そこにある山 人が一線を越えるとき 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2023/12/21 |
| JAN | 9784122074521 |

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極域の極夜単独行など、独自の視点で探検を行い、その体験を文章化してきた角幡氏。結婚を機に「なぜ結婚したんですか」という質問に向き合うなかで、それは「なぜ冒険をするのか」という問いと同じ構造で捉えられると考察します。 「なぜ結婚したんですか」という問いの背景には、”冒険家として生...
極域の極夜単独行など、独自の視点で探検を行い、その体験を文章化してきた角幡氏。結婚を機に「なぜ結婚したんですか」という質問に向き合うなかで、それは「なぜ冒険をするのか」という問いと同じ構造で捉えられると考察します。 「なぜ結婚したんですか」という問いの背景には、”冒険家として生きるなら結婚は邪魔なのでは”という質問者の思い込みがあり、だからこそ”合理的に判断すれば結婚しない”という結論に行き着くはずなのに、”なぜ結婚したのか”という問いが発せられると著者は分析します。それに対し、著者が思索の末にたどり着いたのは”結婚を思いついたら、それをしない選択はあり得なかった”というものでした。一見、飛躍のある結論に思われますが、これを著者独特の哲学的な分析で解きほぐします。 その過程で「なぜ冒険をするのですか」という質問にも”なぜわざわざ死のリスクを負ってまで探検をするのか”という質問者の意図を著者は感じ取り、それに対する結論も”その冒険を思いついたら、実行する以外の選択肢はなかったから”というもので、この結論に至るまでの思考、考察をまとめたのが本書です。 著者の思考を要約すると… ”対象物(自然や結婚相手)と深く関わる事”を通して対象物をより深く理解し、自身の人生が構築されてゆき、その過去の経験を含めた現在の自分が冒険や結婚といった”事態”を思い至る。だから、その”事態”を切り捨てることは、過去から現在に至る自分自身を切り捨てるのと同義であるから、それは出来ない=結婚や冒険を実行する という展開です。本書では”深く関わる事”とはどいうことかを、極域の冒険を題材に深堀しています。著者は極域の冒険で当初GPSを使用していましたが、”一様な風景の中で現在地が把握できない不安な状況こそが極域の冒険の本質なのだから、GPSを使う事は極域と深く関わる事の障壁にしかならない”と考え、以降の冒険ではGPSを使用せず、天測で現在地を把握するようになりました。”極域と深く関わる”についてはGPS以外にも犬橇を例に考察を展開しているのですが、犬橇というのがいかに”見るとやるとでは大違い”的な代物なのか、非常に具体的でかつ、面白く描写されていて、さすが極域の冒険を数多く経験してきた著者ならでは、という印象でした。 単純な問いに対して、哲学的に思考を進めて行くプロセスは「なるほど!」と唸らされる箇所が数多くありました。哲学的な思考が好きな人にはバッチリはまる本だと思います。
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最近、自分がこれからどう生きていくのか考えるようになった。無論、結婚もそれに含まれる。 自分はいつ結婚するのか、結婚しようと思ったら早いうちに行動すべきなのではないか、そのためにはどんな相手を求めるのか、自分がどんな人間であるべきなのか、結婚を合理的に進めるための行動を考えてい...
最近、自分がこれからどう生きていくのか考えるようになった。無論、結婚もそれに含まれる。 自分はいつ結婚するのか、結婚しようと思ったら早いうちに行動すべきなのではないか、そのためにはどんな相手を求めるのか、自分がどんな人間であるべきなのか、結婚を合理的に進めるための行動を考えていた。 自分はいつも誰かを好きになる時、相手は恋人として合理的でない人ばかりだった。つまり相手(=私が)を恋人して見ていなかったり、そもそも恋人という存在を必要としていなかったり、恋人に対して歩み寄ったり関係を進めるための行動を起こさなかったり、という具合である。 合理的に考えればそんな相手よせばいいのに、どうしたって惹かれてしまう。友人から幾度なくもっと良い人がいるよと声を掛けられても、気づいたらそういう人ばかり好きになってしまう。もともとそんなふうに考えていなかったのに、何かがきっかけで相手と関わるようになり、相手を知り、自分がこれまで築いてきたコアに相手が触れ、感情が隆起し、好きになる。その過程は、まさに本著で書かれている「事態」に当てはまるものだった。 そうやって「事態」として相手を好きになっては痛い目に遭っているので、結婚を考えるなら自らが傷つかない、予測不能でない相手を選ばないと、と冒頭述べたような思考で日々過ごしていた。だが、本著を読んで、そうじゃない、前の考え方こそ生きるということなのだ、と顔をぐいっと元向いていた方向に戻された気がした。そもそもそんな風に結婚に向けて考え出したのも、ずっと一緒にいたいと思っていた恋人と別れたことが契機であって、その恋人と付き合うことも別れることも予測不能の事態であり、それに飲み込まれ、打ち上げられ、方向を変えながら今に至っている。それを繰り返して「私」固有の人生になっているのだ、と思った。 これまでの予測不能で思いつくままに進む自分の生き方は社会というシステムの中にはそぐわないということに最近気づき、それゆえに苦しんでいるため、もっと合理的にならなければと考えいたが、これまでの生き方も悪くないと肯定された気がした。 では、これからどうするか。 私は今のところ生活していくには社会のシステムの中にいざるを得ないので、そのシステムが適用される仕事上では、世の中がある程度納得する様な、合理的な判断に基づいて行動する方が良いだろう。ただ、自分の人生全てを世の中の基準で決めてしまっていいのか。具体的には、結婚相手を「選んで」いいのか?それが「事態」として隆起するまで、じっと待つことも良いのではないか?待つ過程の中で、自分の感覚や好きなこと、やりたいことをやっていって、隆起する地盤を積み重ねていくことが大事なのでは? その生き方がどこまでできるか分からないが、どうせどの道を進んでも予測不能の事態は起こるのだから、少なくとも今は思いつくままそう生きて行こうと思った。
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人生とは事態の連続で、過去からのうねりや隆起が現在へと繋がってきているという解釈はなるほどと思った。先のリスクを考えて合理的な選択をすればするほど、ありふれた人生となる。だから、目の前で起きている事態を、自分なりに考えてどのような行動を選択するか判断する。そうすることで、その人の...
人生とは事態の連続で、過去からのうねりや隆起が現在へと繋がってきているという解釈はなるほどと思った。先のリスクを考えて合理的な選択をすればするほど、ありふれた人生となる。だから、目の前で起きている事態を、自分なりに考えてどのような行動を選択するか判断する。そうすることで、その人の人生の固有度が生まれてくるという点も面白い視点だなと。 あと仕事でも、よく目指すキャリアは?5年後に何をしていたい?と目標を決めてそこから逆算して考えることが多い。でも、本書では、目的地を決めてしまうとそこまでの道のりが単なる過程のものになってしまうと言う。なるほど、人生でも仕事でも先のことばかり考えるのではなく、事態の連続で生じている目の前のことに、もっと没入する必要性が述べられていて、生きづらい世の中を生きていく中でも少しヒントになる考え方なのかなと。 冒険家である角幡さんの目線で上記のような人生観が書かれていて興味深い内容でした。 最後に、文中で同じような内容がかなり繰り返されている印象がありそこは気になりました。言い方が悪いが何とか引き伸ばそうとしている感じ? でも、角幡さんの軸となる考えの部分だから繰り返し言われることで頭に残ると考えたら悪くないのかも?
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