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ハリケーンの季節
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ハリケーンの季節

フェルナンダ・メルチョール(著者), 宇野和美(訳者)

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ハリケーンの季節

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2023/12/20
JAN 9784152102904

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商品レビュー

4

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みんなの感想まとめ
  • 現代メキシコ
  • 暴力の根源
  • 魔女の死
  • ミステリーと苦悩
  • 鉄格子の家
  • 人間の強さ
  • 日常の絶望
  • 村の人々の視点
  • 文学界の衝撃
  • 読者の心に響く

絶望的な現実を描いたこの作品は、魔女の死を巡る物語を通じて、現代メキシコの村に潜む暴力や貧困の根源に迫ります。物語は、魔女と呼ばれる人物が惨殺され、その事件に関わる人々の視点を通じて展開され、単なるミステリーではなく、彼らの苦悩や日常を深く掘り下げています。翻訳の素晴らしさもあり、各キャラクターの痛みを共有しながら、彼らがどのように生き延びようとするのかが描かれています。登場人物の視点が変わることで、見えなかった真実が浮かび上がり、物語はパズルのように組み立てられていきます。時には息苦しさを感じる描写もありますが、その中に潜む人間の強さや切実な生の叫びが、読者の心に深く響くことでしょう。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/02/18

とにかく文章から押し寄せる情報量と熱量がすさまじいのと、改行も会話のカギカッコもなくすべて地の文に含まれているので、読んでいる途中で混乱して読むのにすごい苦労した。 読んでいる間中、村を覆う熱波や饐えた臭いや鬱々とした閉塞感がずーっとまとわりついて、読み終わった後の解放感足るや凄...

とにかく文章から押し寄せる情報量と熱量がすさまじいのと、改行も会話のカギカッコもなくすべて地の文に含まれているので、読んでいる途中で混乱して読むのにすごい苦労した。 読んでいる間中、村を覆う熱波や饐えた臭いや鬱々とした閉塞感がずーっとまとわりついて、読み終わった後の解放感足るや凄いものがあった。 メキシコについては恥ずかしながら知識はほぼなくて、治安がとっても悪いという印象だけで読んでいたので、内容が正しく理解できたかといわれると多分ほとんど理解してないんだろうなと思う。 ただ、解らないながらも、なんか物凄いもの読んだ…という印象はめっちゃ強い。 根っこの部分があまりにも異なる国の話なので、そもそもが理解できるとは思えないんだけれど、でもせめてもう少しメキシコについて勉強しなおしてから再読したい。 訳者あとがきで、この本が都市部で使われているスペイン語ではなく、ベラクルスの方言で書かれていると知って、原語で読んだら今以上に圧倒されるんだろうなぁと思うと、日本語でしか読めないもどかしさを感じずにはいられない。 とはいえ翻訳者さんが訳してくれなかったら読むことすらできないわけで、本当に感謝感謝です。

Posted by ブクログ

2024/09/16

少年たちが用水路で「魔女」と呼ばれている人物の腐乱死体を発見するところから物語が始まるので、この「魔女」の人生が語られるのかと思ったらそうではなかった。 簡単に言えば殺人までの過程を様々な人物の目からたどる小説。 ジェンダーや性的少数者への差別、貧困、虐待、薬物依存などが当たり前...

少年たちが用水路で「魔女」と呼ばれている人物の腐乱死体を発見するところから物語が始まるので、この「魔女」の人生が語られるのかと思ったらそうではなかった。 簡単に言えば殺人までの過程を様々な人物の目からたどる小説。 ジェンダーや性的少数者への差別、貧困、虐待、薬物依存などが当たり前の貧しい村で、それぞれの人物が何を感じ、どう生きているのか。そこには選択肢なんて初めからない。学校もろくに行かないし、幼いうちから性的な話題や行為に晒されていて、自分が虐待されていることすら気づかない。 はっきりとは語られないが、人種も多様で、その中での差別もある。 物語の構成、語り口が素晴らしく、実に才能のある作家だと思った。 しかし、描かれている世界が(実際に世界のあちこちにこういう場所があるのだろうが)救いがなく、読んでいて挫けそうになった。 特に継父から性的虐待を受けて妊娠中したノルマの話が辛すぎる。これを読むと性的虐待した親がなぜ「恋愛だった」「相手も望んでいた」と主張するのかがよくわかった。子どもの孤独や不安につけこむ。子どもは親に愛されたい一心で、過剰なハグやキスを「おかしいな」と思いながらも受け入れる。こういうことをする親はあまりにナチュラルに相手の弱みにつけ込んでいて、相手の子どもに疑いを抱かせにくい。飴と鞭でたくみに子どもを支配し、逃げられない状態にする。 全ての登場人物が皆貧しさゆえの不幸を背負っている。しかしみんなが貧しいのでそのことに気づかない。 全てが絡まって魔女は殺される。警察は殺しに関わった若者を逮捕するが、それで解決するわけではなく、こういったことはまた繰り返されるのである。 多分原文はもっと混沌としていて読みにくいのだろうが、翻訳のおかげで読み通すことができた。 注目の作家だが、読むのは精神的に辛いので、覚悟は必要。

Posted by ブクログ

2024/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メキシコを舞台に描かれた貧困地域での出来事。前に読んだ『2666』を思い出す。セックスとドラッグと同性愛の話がこれでもかというくらいに押し寄せてくる。今回の物語はみんなあまりに幼い年齢でそれらを経験しているというから世の中はいたるところで闇だと感じる。貧困が生むこれら悲劇、貧困程ドラッグにはまるというのも日本でも貧乏でかねない奴ほど煙草をやめれないのと一緒かと思う笑 セリフは「」で括られていないし、改行もほぼほぼないので1ページの重量はぎっしりしているが読みなれると気にならないが、あちらさんの特性なのか文章のつなぎがちょっとわかりにくく、翻訳の精度?なのか分からないがちょっと何言ってるかわからない文章もちらほら。その効果なのか現地の雰囲気をまとった文章が五感に訴えてくるものがあり重い内容のわりにすらすら読める話のテンポや表現力は下手な日本作家さんよりよほど上手くていい。 書店に並んでいたら読もうとは思わなかったが、図書館の新刊コーナーに並んでいたので誰かがリクエストしたんだろうなと興味を持って手にした、うん、正解!

Posted by ブクログ

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