住まいかた解剖図鑑 センス光る暮らしの秘訣がマルわかり

大島健二(著者)

• 販売会社／発売会社: エクスナレッジ
• 発売年月日: 2023/12/02
• JAN: 9784767832197

商品レビュー

2025/08/27

元々はリフォームの解剖図鑑をということだったのを、著者のこだわりで住まいかたとしたと。そして住まいかたとはただ単に家を建てるのを超えた概念といえると思う。
どんな家を作るかとかリフォームするかとか、模様替えや片付けなどについても、生き方に合わせた具体的なアイディアを提供している。同時に社会の変化が住まいかたに与えてきた影響も見ることができる。夏目漱石の書斎や鴨長明の方丈の庵も紹介されてて面白い。

2025/03/13

参考になる考え方たくさんだった。

ダイニングでくつろぐの、なるほどだった。
・リビングとダイニングではっきり分けず境界を曖昧にする
・ダイニングに大きめの机を置いてダイニングでくつろぐ
確かに、今もリビングとダイニングつながっていて、リビングで遊ぶ子どもを、ダイニングから見てるみたいなのも結構ある。

リビング収納にこそ、掃除機とか日用品を置くのがいいのめちゃくちゃ共感した。廊下の物置に入れていた時より断然掃除のハードル下がる。

インターフォンや給湯器のコントロールなどの集約スペースを設けた司令塔作るの良さそう。
伝言メモを貼るのもかなり良さそう。

自分の限界の高さ、意外とちゃんと測ってなかった。
ハンガーパイプに届くのは？踏み台に乗らずに届くのは？とか知っておくの大事そう。

照明についても書かれていた。全体じゃなくて、必要なところに照明おく。時間によって色温度調整できるようにする。
トイレの明かり眩しい問題の具体的な対策（どんな照明を選ぶか）も参考になった。

2024/05/22

住居と暮らし方に関するノウハウ集。 自分の家を持つにあたって、住まいに関する自分自身の考え方を整理し、知識やノウハウを持つことが重要。著者の長年の経験をもとに、様々なアイデア（建築の知識、トレンド、工夫など）をイラストで分かりやすく紹介する。易しく描かれたイラストを見ながら、さらりと読めてしかもためになる。これから家を作りたい、購入したい、手直ししたい人が、手始めに読んでおくと大変参考になると思う。
自分も今年、30年落ちの中古物件を買ったが、バブル時代?のトレンドやコンセプトで作られた家なので不満な点がいくつもある。見栄え重視で外観や内装が派手過ぎたり、来客重視の導線や間取りだったり、これを解決する方法として、この本のアイデアが参考になる点も多かった。あれもこれもとやりたくなってしまうけれど、アイデアはあってもやるかどうかは予算次第。この本のアイデアを全て実行したいなら、建て替えた方が早いかもしれない。