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計算する生命 新潮文庫
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計算する生命 新潮文庫

森田真生(著者)

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計算する生命 新潮文庫

定価 ¥693

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/11/29
JAN 9784101213675

計算する生命

¥330

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2024/02/23

数学を語るという行為において、もちろんいろんな着眼点はあると思うのだけど。 情的に語ると言うと、語弊があるような気もする。 私たちが生きることとの結び付け方が上手いな、と思う。 何より、これからも読みたいと思わせる力がある。 「連続的な多様体を生み出す概念の例の一つとして彼は...

数学を語るという行為において、もちろんいろんな着眼点はあると思うのだけど。 情的に語ると言うと、語弊があるような気もする。 私たちが生きることとの結び付け方が上手いな、と思う。 何より、これからも読みたいと思わせる力がある。 「連続的な多様体を生み出す概念の例の一つとして彼は、『色彩』を挙げる。『色彩』という概念について考えるとき、私たちは無意識のうちに、心のなかに様々な色を思い浮かべるだろう。それら色彩の全体は、ある空間的な『広がり』とともに、連続的なグラデーションをなす」 幼い頃にやったゲームでは、パラメータの色をRGBでグリグリと変えることが出来た。 「そういうもの」と思って使っていたけれど、何事も「そういう表し方」を思いついた祖がいるわけで、あらためて、ほう、と感じたことだった。 「いつの時代も人は、未知の事物を、手許にある概念に喩えて理解しようとしてきた。かつて人間の心は、蒸気機関の比喩で語られることもあった。現代の人工知能や人工知能の研究者は、『計算』という概念を頼りに、コンピュータのメタファで、知能や生命の謎に迫ろうとしている。だが、本当にこれが正しいメタファなのだろうかと、ブルックスはあらためて問うのだ」 「GPT-3は、ウェブな電子書籍から収集した何千億もの単語の統計的なパターンを学習して文章を作成していて、人間のように言葉を「理解」しながら作文をするわけではない。肝心なのは、意味よりもデータであり、理解よりも結果なのだ。こうした技術が目覚ましく進歩していくなかで、意味や仕組みを問わずとも、計算の結果さえ役に立つなら、それでいいではないかという風潮も広がってきている。 だが、意味や理解を伴うことのないまま、計算が現実に介入するとき、私たちは知らず知らずのうちに他律化していく」 二つの引用をしたが、疑うことも、思考停止に陥ることも、私たちにはどちらも「できる」。 ただし、結果的に人間は無能化してしまう、そんな結末もあるのかなと思う。 何も判断しなくても、生きていける世界。 それを、果たして、幸せと感じるのだろうか。

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2024/02/17

トークン メソポタミア 数える対象と紐付け → 粘土板の記号へ 算用数字 16世紀に普及 10個の記号であらゆる数を書き表す 数直線 数を「量」ではなく「位置」を表す  虚数 平面 数直線の0の前後でなく上下にある 計算+演繹という推論  仮説から出発 推論を頼りに結論を導く ...

トークン メソポタミア 数える対象と紐付け → 粘土板の記号へ 算用数字 16世紀に普及 10個の記号であらゆる数を書き表す 数直線 数を「量」ではなく「位置」を表す  虚数 平面 数直線の0の前後でなく上下にある 計算+演繹という推論  仮説から出発 推論を頼りに結論を導く  ギリシャ数学 図と口語による定型表現 知的ゲーム  ユークリッド「原論」BC3C 12世紀アラビア経由で西欧へ  高校までの数学=18世紀以前の数学=数式と計算 現代数学=直観的な要素を混入させない リーマン  19世紀後半  複素関数=平面間の写像 式ではなく 多様体 カント    認識=感性:空間と時間の枠組み 直観(直に受取る)→知性:概念からの判断 フレーゲ  案数=対応の法則  命題:主語~述語 →関数と項  数学は分析的かつ拡張的  判断の分析で概念を形成する  思考は意識ではなく言語が支える→人工知能 チューリング  計算=記号の規則的な操作  ブルックス  外界のモデルは不要 脳だけではない 状況性と身体性=センサーとモーター 数理モデルと政策  天気予報 ウイルス感染拡大 気候変動   意味や理解より結果が役立ってしまう 過去に設定した仮説に  →計算の帰結に生命として応答する自律性

Posted by ブクログ

2023/12/16

数式を極力使わずに、数学が何を目指して進化してきたのかを、節目となる数学者の紹介も含めて、ソフトな哲学エッセイ風に描くと、こういうふうになった、という感じ。

Posted by ブクログ