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なぜ日本は原発を止められないのか? 文春新書1433
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2023/11/17 |
| JAN | 9784166614332 |
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なぜ日本は原発を止められないのか?
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商品レビュー
4.7
11件のお客様レビュー
アメリカのイラン攻撃でホルムズ海峡からの原油輸入が途絶えた途端、エネルギー問題が何も進展していない事実を突きつけられた時、”やっぱり原発が必要なのか”と思考が向きがちな今、原発が抱える多くの問題を指摘した著者の「それでも原発は日本に必要なのか」が出版されました。非常に説得力のある...
アメリカのイラン攻撃でホルムズ海峡からの原油輸入が途絶えた途端、エネルギー問題が何も進展していない事実を突きつけられた時、”やっぱり原発が必要なのか”と思考が向きがちな今、原発が抱える多くの問題を指摘した著者の「それでも原発は日本に必要なのか」が出版されました。非常に説得力のある内容でした。そしてその本の前段とも言えるのが3年ほど前に出版された本書です。 本書で指摘されている事実を何点か紹介します。 1)日本に原発を導入する際、湯川秀樹氏ら物理学者は「まず日本で基礎研究をするべき」と主張したが、当時の政府、電力会社らによる推進派がアメリカからの輸入という方針を押し切った。結果としてアメリカの設計を変更しない契約となり、非常用発電機が竜巻対策重視のアメリカの方針から地下に設置され、これが津波による電源喪失の遠因となった 2)宮城県沖を震源とする地震による津波の危険性について、地震調査研究推進本部は巨大津波を伴う地震の発生リスクを指摘した内容の報告書を2011年3月10日に発表予定だったに、電力会社や関連企業からの圧力で発表を延期せざるを得なくなった。奇しくも東日本大震災の前日に、津波による原発事故のリスクを公表できるチャンスを逃してしまう結果となった 3)東日本大震災で事故を起こした福島第一原発で、原子炉にダメージを負わなかった4号機では、1500本以上の使用済み核燃料が原子炉の外にある燃料プールに保管されていた。燃料プールの水は蒸発して無くなっていたのだが、工事の遅れで残されていたプールに隣接するエリアの水が偶然流れ込み、使用済み核燃料の冷却が維持された。偶然が重なった結果、最悪の事態が避けられた 4)原子炉を構成する部材が中性子を長年照射され続けることで割れに対する抵抗力が低下する”中性子照射脆化”という現象が知られており、建設から40年以上経過している原発ではこのリスクはかなり大きい 上記1)~3)つの事実を知るだけでも、どこかできちんと対応していたら、福島第一原発事故は防げたのではないか、と思えてきます。さらに4)のような警鐘も鳴らされているにも拘らず、本当にこのまま老巧化した原発を再稼働して良いのかどうか、なし崩し的に進んで行くことの恐ろしさを再認識しました。
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snsでこの本のことを知り読んでみた。福島原発事故から15年、いまだに廃炉の見通しのつかないまま、高市政権は原発推進へと舵をきっている。 この本は、被災者、科学者、政治家、識者など多方面の人にインタビューをし、著者もライフワークとして取り組んでいる労作である。執筆の背景にはなぜ...
snsでこの本のことを知り読んでみた。福島原発事故から15年、いまだに廃炉の見通しのつかないまま、高市政権は原発推進へと舵をきっている。 この本は、被災者、科学者、政治家、識者など多方面の人にインタビューをし、著者もライフワークとして取り組んでいる労作である。執筆の背景にはなぜこれだけリスクがあり、国民に危害を及ぼし続けており、かつ核のゴミの処分方法も確立してないのに原子力発電をやるのかという疑問を著者が抱いているからだろう。評者も本当にそれが知りたい。 この本の最後の方に出てくるが、小泉元首相が「色んな産業がからんでいるからね」というのが本質だろう。 原発を推進する、多くの産業が儲かる、産業界が政治家を支える、支えられた政治家は原発を推進するというフィードバックが、自然エネルギーに比して、関係者密度が濃く働くというのが肝のようである。風力や太陽光発電でもフィードバックが働くが密度が濃くないため、ポリティカルパワーが弱いのであろう。 とりあえず、記者クラブ制度、広告費に依存する報道、政治献金の三つをやめた方が日本の未来は明るくなるんではないかと思う。
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長年地道に取材されてきた結果をとてもわかりやすくまとめて書籍にしてくださった。 「なぜ日本は原発を止められないのか?」 本当にどうして? その疑問に答えるべく、政官学業マスコミの実態が描かれている。 あれほどの事故を起こし、多くの人の故郷を奪い、仕事を奪い、人間関係を奪い、その...
長年地道に取材されてきた結果をとてもわかりやすくまとめて書籍にしてくださった。 「なぜ日本は原発を止められないのか?」 本当にどうして? その疑問に答えるべく、政官学業マスコミの実態が描かれている。 あれほどの事故を起こし、多くの人の故郷を奪い、仕事を奪い、人間関係を奪い、その後の処理も全くうまくいっていない。いつ終わるかもわからない。見当もつかない。自然豊かな国の土を、海を汚染し続けている。どう考えても原発の存続、ましてや増設などあり得ない。普通に考えれば。 この非常に真摯で誠実な本でさえ、出版を邪魔する新聞社ってなんなんだろう。 特別に勇気のある人だからできたことだと思う。陰ながらいつも応援している。
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