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地下室のパンサー
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 未知谷 |
発売年月日 | 1998/11/01 |
JAN | 9784915841767 |
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地下室のパンサー
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商品レビュー
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アモス・オズは『わたしたちが正しい場所に花は咲かない』で知った。 戦争について、対立と争い、人と人の関係についてアモス・オズはみんな仲良く手を取っておなじかんがえのもとなかよくしましょう~。とは言わない。そうではなくて、お隣はお隣として、塀を作って勝手に幸せに暮らしあいましょうと...
アモス・オズは『わたしたちが正しい場所に花は咲かない』で知った。 戦争について、対立と争い、人と人の関係についてアモス・オズはみんな仲良く手を取っておなじかんがえのもとなかよくしましょう~。とは言わない。そうではなくて、お隣はお隣として、塀を作って勝手に幸せに暮らしあいましょうと言う。
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久しぶりに呼んだアモスオズだけど、正直に言うとこの人の本は小説より随筆のほうが好きだ。けれど、今回の小説は割と読みやすく、頭にスッと入ってくるものだった。物語は、独立前イギリス統治下のパレスチナに生きる一人のユダヤ人少年が、親から決して付き合うなと言われていたある一人の英国人との...
久しぶりに呼んだアモスオズだけど、正直に言うとこの人の本は小説より随筆のほうが好きだ。けれど、今回の小説は割と読みやすく、頭にスッと入ってくるものだった。物語は、独立前イギリス統治下のパレスチナに生きる一人のユダヤ人少年が、親から決して付き合うなと言われていたある一人の英国人との出会いに始まって、子供心ながら国家について、あるいは宗教について、民族について考えていく話。そして少年は日々何度も、裏切りという言葉の意味を自問する。イスラエルを代表する反体制派作家で、あらゆる批判と葛藤の中を生きるオズだからこそ、この小説が書けたのだろうな。悪くはなかった。
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先に読んだ『わたしたちが正しい場所に花は咲かない』は政治的なエッセイで、著者自身自覚しているように、それは一個の狂信的態度からの主張であった。つまり、共感は出来るが好感は持てなかったという事。『地下室のパンサー』はそのエッセイ中に例示のあった小説で、少々蟠りつつもそこは給料日の上...
先に読んだ『わたしたちが正しい場所に花は咲かない』は政治的なエッセイで、著者自身自覚しているように、それは一個の狂信的態度からの主張であった。つまり、共感は出来るが好感は持てなかったという事。『地下室のパンサー』はそのエッセイ中に例示のあった小説で、少々蟠りつつもそこは給料日の上機嫌、二人の野口君と引き換えに持ち出して参った次第でございます。 イスラエル誕生間近のパレスティナ。言葉の意味を知る事に取り憑かれた12歳の少年プロフィ(プロフェッサーの謂の渾名)の日々が、追想という形で語られる。少年が感じたいまだ名を知らない感情を、年寄った少年が分析し、再度引き寄せながら書いてゆく。 過ぎ去ったものへの眼差しは、決して未来に向かう事なく内側へ注がれ続ける。我が野口君ずの犠牲も無駄ではなかったというわけだ。
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