さようなら、私 新装版 幻冬舎文庫

小川糸(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2023/11/09
• JAN: 9784344433281

商品レビュー

2025/09/27

一作目に登場する彼の言葉が、綺麗で、惚れてしまった。
はっとさせられ、魅力的に感じたのは、私が一作目の主人公と、今、同じような気持ちだからだろうか。

彼は、私が大切にしたいのに、大切にできないものを、大切にしている。
だけど、私が大切にしたいものを大切にできないのは、私自身がそうしてないからだと気付かされた。

私の心にも、モンゴルの夕焼けの美しく、恐ろしい記憶が刻まれたように感じる。

2025/09/13

おっぱいの森！？なんやそのタイトル！！
と思ったけど、最後は大号泣していた。。
夫、優しすぎる。。

苦しい過去って、
受け入れて自分から前向こうとしないと
乗り越えられないんだな、、
あと周りの環境もすごく大事、、

実際はこんなに上手く綺麗に前向けないと思うけど、
この本を読んで心が温まったから良しとする

2025/08/31

「旅に出たいし、そういえばわたしってオーロラ見たかったんじゃん」って思い出させてくれた本。
旅に出たいなら、旅に行く準備をしないといけない。誰と調整するでもなく、ひとりで決めて、そうやって無鉄砲にでも飛び出した先にしか見えない景色、知り得ないものがある。旅にはそういう魅力がある。そういうことを気がつかせてくれる物語。

旅はなにも遠くに行くことだけじゃなくて、新しいことを始めることだって、旅になるんだと思う。
評価はあまり良くないけど、わたしは温かくてお風呂に入っているような小説で、好きだった。