一駅一話！山手線全30駅のショートミステリー 宝島社文庫

柊サナカ(著者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2023/11/07
• JAN: 9784299047823

商品レビュー

2024/08/08

二話ほど読んで、読むのをやめようかと思いました。

一言で表すならば、小説版「世にも奇妙な物語」。

三十一話分のショートショートということで、
バリエーションは良いです。
しかし残念ながら、どれも読んだり見たり聞いたり、
知ったような話でした。

タイトルに「ショートミステリー」とありますが、
ミステリーとは思えないような話ばかり。
期待したミステリーとは違いました。

それぞれの駅が各話に出てきますが、
その駅じゃなくても良いような、
取って付けた感がありました。

「阪急電車」や「木曜日にはココアを」のような、
それぞれの話に繋がりもありません。

タイトルのように一駅二駅の電車移動のお供として、
ライトなノベルとして読むならば、
楽しめるかもしれません。
腰を落ち着けてゆっくり読む本ではありませんでした。

2024/06/08

書評を参考に購入、初めての柊サナカ。
山手線の各駅をテーマにした・・・ミステリ？？
ショートショートですが、ミステリーテイスト以外にもファンタジーやコミカルなエピソードもあります。
ま、通勤の電車内で読む事を前提に書いてるな、という一冊です。あっさり読めますので、ヒマ潰し感覚で(^_^;)

2024/05/06

YouTube「ほんタメ」で紹介されていて気になっていた一冊を駅前の書店で見つけて即購入しました。

少し前に転職して、
山手線を使うようになったので、
どうしても通勤中に読みたかったんです。

数ページの中にオチまでつけて、
さらに30駅分というのが本当にすごい。
そして最後には幻の駅という+1駅が。

くすっと笑えるものから、ホラー、ミステリーまで。

個人的に好きだったのは、
「一駅目【大崎駅】通勤電車の流儀」
電車のなかで子どもに向かって叱り飛ばすお母さん。
九九が言えなくて泣きそうになってる子ども。
乗客たちが力をあわせて子どものピンチを助けようとする話です。

「十五駅目【西日暮里駅】ワタシヲ　ワスレナイデ」
ホームの端できょろきょろしているロングヘアの女性。
彼女はおもむろに駅の柱にそっと塗装する。
いったいなぜ？

「二十八駅目【恵比寿駅】撲滅フラッシュモブ」
この世で撲滅したいもの…それはフラッシュモブ。
フラッシュモブが大嫌いなのに、なぜか車両内のフラッシュモブに巻き込まれる…

一話一話が数ページなので、
息抜きにちょこちょこ楽しめました。
山手線を利用されている方はぜひ！