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この世をば(上) 藤原道長と平安王朝の時代 朝日文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2023/11/07 |
| JAN | 9784022651280 |

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この世をば(上)
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商品レビュー
4.2
17件のお客様レビュー
藤原道長の小説。倫子と明子を妻とし、関白兼家の三男として世を渡る。兼家の時代、道隆の時代、道兼の時代を経て、内覧に任じられるまでを描いている。 「光る君へ」より少しゆったりした道長で、道兼はより癖が強い。道隆は大河ドラマよりは上品である。
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面白かった! 物語だから世界に入り込みやすかった! 下巻は道長の流鏑馬シーンあるかな? 平安時代はロマンティック せん子つよすぎ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
光る君へ、に触発されて道長に関する小説を探し読んでみる。 昭和59年発刊。当時はまだ清少納言の評価が高くなく才をひけらかす、奔放・高慢といった評価が多かったとされる。その状況に比べればやや抑えた形になっている。才をひけらかすまでではなく、才を誇るといった感じ。 なお紫式部はまだ登場していない。彰子さまが入内していないので当然と言えば当然だが。 道長自体も上巻の時点では上昇志向もあまりなく、父、兄、姉に振り回される呑気な三男坊という態。光る君へ、にも通ずる性格付け。 徐々に権力というものに取り憑かれている感じを見せながら下巻へ続く。 強気な姉と柔和な弟という関係性が徐々に変わっていくさまは同じ永井路子著の「北条義時」に似ている。当作はまもなく詮子は身罷るのでそこまでに関係性がどう変わっていくか楽しみ。
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