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ピアノ演奏への道 創造的なピアノ教育について
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ピアノ演奏への道 創造的なピアノ教育について

ニキタ・ユジャニン(著者), 永木早知(訳者), 石井久美子(編著)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 スタイルノート
発売年月日 2023/10/23
JAN 9784799802045

ピアノ演奏への道

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2024/02/21

音楽的なイントネーションとは、時間的に前後につながった2つかそれ以上の複数の音の間の「表情を含んだ音楽的なつながりのあり方」。 ショパン「ただ1つの単語では、言語にならないように、ただ1つの抽象的な音だけでは、音楽にはならない」 昔のプロの演奏家は「音楽における言語の共通のル...

音楽的なイントネーションとは、時間的に前後につながった2つかそれ以上の複数の音の間の「表情を含んだ音楽的なつながりのあり方」。 ショパン「ただ1つの単語では、言語にならないように、ただ1つの抽象的な音だけでは、音楽にはならない」 昔のプロの演奏家は「音楽における言語の共通のルール」の教育を受け身に付けていた。 ある種の「反応」のような非常に素早い動作が必要になる時、それを瞬間的に知性で分析しながら行うと言うようなことは不可能。 「心理的側面の発達」に関する教育は、舞台上で演奏するときに、演奏者の深い感情の動きが何物にも妨げられることなく、完全に自由自在であり、抑制なしに大胆・直截な表現が可能になることを目指す。 聴衆の心をとらえ、聴衆が聞き入ることになる「エネルギー」の「芽」を見出し、その成長・発展を注意深く助けていくということが、すべての教師の務め。 「テクニックの最終目的」は、音楽のイメージを「心に思い描いた通りに」指や手が、あたかも「自動的に(意識による特別な意図・努力なしに)表現する、つまり「フィジカルに実行できるようになる」能力を目指す。 身体全体のそれぞれの「筋骨格系統」が連動して働くのと同時に、体の内側ではエネルギーが循環する。その「エネルギーの循環」が、演奏するときに、内面の深いところから起こってくる感情や、様々な色彩を表現するための、非常に重要な鍵となる。 「機能の仕方を知らない」(本能に組み込まれてはいないため)微細筋肉を、目的によって異なる「必要となる動作」のために「適合させ」「発動させて」使う、という身体機能の「創造」が、ピアノ演奏のテクニックでは必要。 まず、鍵盤にタッチする指先を感じること、そして、腕・手・指・足(また、それらの1節ごとの各部分)などの身体の「すべてのパート」が自由に解放され、弾力性を持って動作するように、根本的な体の使い方をマスターしていくこと。 意図した「音」を出すためには、「打鍵の瞬間だけ」を切り取ったように意識するのではなく、打鍵する前からの、「打鍵につながる一連の動き」を適切に行う必要がある。 練習というのは、ある目標を達成するために「ある種の身体の使い方」を新規に身に付ける、あるいはより良く改善していくためにすること。 故障した場合、それまでとは全く違う新しいテクニックを教わることが必要。 アルトゥール・ルービンシュタインは「良いペダル方法は良いピアノ奏法の3/4をなす」と言っている。 スクリアビンのピアノソナタの演奏では、非常に高度な「卓越した」ペダル奏法が必要になる。 ピアニストは、指によるタッチと体の感覚によるコントロールの両方の、同時かつ関連のもとにおいてなされることが必須であり、また同時に、体の全ての部位の感覚がつながりを持ち、シンクロナイズされて使わなければならない。 アーティストが、演奏においてアーティストとして十分な表現力を持つには、心が何ものかによって縛られたり、押さえつけられたりする状況にないことが必要。 歴史上初めて起こった、異なる国民的・民族的文化が双方向に侵入・浸透し、影響を与え合うという現代の状況。 新しい感受性の聴衆を前に新しい表現を開発していかなければ、今までとは違う聴衆の心をとらえることができない。

Posted by ブクログ

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