ワクチンを学び直す 光文社新書1278

岩田健太郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2023/10/18
• JAN: 9784334100902

商品レビュー

2023/12/24

p46 ワクチンの効果はBリンパ球がつくる抗体に依存
B 骨髄　bone marrow

p48 病原体にアタックするのは抗体のほかに、細胞障害性のある別の白血球CD8陽性Tリンパ球(killer T cell)

p53 新型コロナワクチンの予防効果　感染の予防、発症の予防、重症化の予防、周りに感染させることの予防
ウイルス表面抗原が変異株の出現で変化し、抗体がうまくさようしなくなる

p63 生ワクチン　マシン、ムンプス、風疹、水痘

p78 脂質ナノ粒子　RNAを安定させたまま安全に体内に入れる技術

p88 効果を知るには比較が必要

p129 多糖体を抗原とするワクチン　肺炎球菌ワクチン
T細胞に依存しない免疫をつくるため、抗体の効力が弱く、ブースター効果が期待できない

p151 破傷風の問題点　１０年ごとのブースターが十分になされていないこと

p175 一般的に生ワクチンのほうが不活化ワクチンよりも効果が高い傾向があるが、なぜか帯状疱疹ワクチンだけは不活化ワクチンのほうが効果が高い

p197 ポリオが不活化ワクチンになったため、傾向生ワクチンはロタウイスルのワクチンだけになる

2023/11/15

そりゃ繰り返しの部分もあるけど、それだけ大事な部分、ってこと。コロナ渦を経て、個人のレベルでも政策のレベルも、ワクチンに対する向き合い方に変化がもたらされたのは間違いないけど、上手くポジティブな方向に活かされることを願う。