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才人と俳人 俳句交換句ッ記
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才人と俳人 俳句交換句ッ記

堀本裕樹(著者)

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才人と俳人 俳句交換句ッ記

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2023/10/05
JAN 9784087718461

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才人と俳人

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商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2024/04/07

 様々な分野で活躍するゲストたち二十八人の俳句とエッセイを受けて、俳人の堀本さんも対となる俳句とエッセイを返すという雑誌連載の書籍化。  私はここ二、三年テレビのNHK俳句を見始めた程度の俳句好きだが、あの番組でよく飛び交う「良い鑑賞ですね」という言葉が好きだ。作者の意図通りに読...

 様々な分野で活躍するゲストたち二十八人の俳句とエッセイを受けて、俳人の堀本さんも対となる俳句とエッセイを返すという雑誌連載の書籍化。  私はここ二、三年テレビのNHK俳句を見始めた程度の俳句好きだが、あの番組でよく飛び交う「良い鑑賞ですね」という言葉が好きだ。作者の意図通りに読むことだけが正解ではないし、先生の読み方だけが正解でもない、全くもって個人的な連想(もしくは妄想)で鑑賞したって良い。詠み手が思いもよらなかったような解釈をされて、「そういう読みもできるんですね、素敵な鑑賞ありがとうございます」というような反応をすることもある。句会とやらも番組流のやり方しかほぼ知らないが、「この句のここが好き」と選んだ側が思いを発信することで初めて成立する、そんなところが好き。  それでいうとこの本は、ただ俳句やエッセイが読めるというだけでなく、鑑賞の楽しさも味わえたところがすごく良い。  まずゲストと堀本さんの句が二つ並んでいる。私は自分なりに、良いなとか、こっちの方が好きだなとか、ちょっとなに言ってるかわかんないななどと思う。  次に、ゲストのエッセイ、堀本さんのエッセイと続く。ゲストのエッセイは、わかりやすく「どういう意図でこの句を詠んだか」を説明するものもあれば、直接的な関係があるともないとも言いきれないような味わい深い小文のときもある。続く堀本さんのエッセイは、スタイルは回により様々だが内容は要するに、ゲストの俳句とエッセイをどう受け取ってご自身のお返しの句にどうつなげたか、というものになる。  堀本さんが読んだものは読者(私)が読んだものと同じだが、当然、持てる知識も経験も違うし、ゲストとの関係も違う。この、同じものをどう読んだかの違いを味わえるところがとても楽しい。堀本さんは俳句の専門家だしプロとしてこのエッセイを書いてはいるが、だからといって国語の授業の解説みたいに、唯一の正解としてご自身の鑑賞を披露しているわけではない。なるほどなあ知らなかった、と教わる面もある一方、私はちょっと違ってこう思ったけどなあと自分の感じ方に改めて意識を向けさせられることも多く、読書なのに対話しているような感覚が楽しかった。(特に光浦靖子さんの句は、「沈む」をもっと重く受け止めるべきじゃないかと思ったと、これだけは言いたい…。)(逆に武井壮さんとのやりとりは、互いの信頼感と尊敬のようなものも感じられ、内容も深く、濃密さにやられた。)  堀本さんの句は、元の句と対といっても、季語を同じにすること以外にルールはない。一単語からの連想だったり、音律を似せたり、堀本さんの詠み手への思いが隠されていたりと、色々だ。相手の句を元にしてまた別の世界が開かれていくこの感じは、私の大好きな漫画『ほしとんで』五巻の連句巻き巻き編で味わったあのワクワク感に似ている。と思ったら『ほしとんで』の作者本田さんもゲストとして登場、それどころか堀本さんは『ほしとんで』の俳句監修を務められていたというではないか!気づいていなかったとはなんたる不覚。本書読了後、『ほしとんで』を深夜に読み返した。

Posted by ブクログ

2023/12/12

《独自性はあるが、足りない要素》 著者と著名人の俳句の交わしをまとめた本。さすが著名人ならではの独自観に基づく秀抜な句が多く、著者の返しも見事なものが多い。だが、交換日記という形式ではなく、相手の一方的な解説に著者がそれを反芻して終わるだけで、「交換日記」を生かした本になっていな...

《独自性はあるが、足りない要素》 著者と著名人の俳句の交わしをまとめた本。さすが著名人ならではの独自観に基づく秀抜な句が多く、著者の返しも見事なものが多い。だが、交換日記という形式ではなく、相手の一方的な解説に著者がそれを反芻して終わるだけで、「交換日記」を生かした本になっていないのが残念。

Posted by ブクログ

2023/11/15

「芸人と俳人」の流れで読みました。才人の方々は俳句もエッセイもお見事です 。素人が俳句に手を出すのは無理な気もしますが、最後の対談は面白くて 句集や歳時記は変わらずに読もうと思います。

Posted by ブクログ

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