1,800円以上の注文で送料無料

言語学で解明する英語の疑問
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

言語学で解明する英語の疑問

畠山雄二(著者), 本田謙介(著者), 田中江扶(著者)

追加する に追加する

言語学で解明する英語の疑問

定価 ¥2,200

1,375 定価より825円(37%)おトク

獲得ポイント12P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大修館書店
発売年月日 2023/10/04
JAN 9784469246704

言語学で解明する英語の疑問

¥1,375

商品レビュー

2.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/04/15

 統語論、意味論、形態論、語用論、音声の分野で、素朴な疑問を言語学・英語学の視点から解説しようとするもの。「there構文のthereは『そこに』っていう意味ではないのか?」とか、「I teach English.はなぜ『英語の先生です』っていう意味になるのか」、「housewo...

 統語論、意味論、形態論、語用論、音声の分野で、素朴な疑問を言語学・英語学の視点から解説しようとするもの。「there構文のthereは『そこに』っていう意味ではないのか?」とか、「I teach English.はなぜ『英語の先生です』っていう意味になるのか」、「houseworkとworkhouseは違うものを指すのか」、「次の2つでは男女の順序が違うのはなぜですか?ladies and gentlemen / men and women」など、全部で36の質問と回答が紹介されている。  正直言うと、こういう類の本をそれなりに読んできたけど、この本はイマイチすぎるかなあ、という印象だった。説明が無駄に難しい(というかめんどくさい感じ)し、質問も微妙。例えば関係代名詞の説明で空所が出てくるのは良いとして、わざわざ「《同期》している」という説明をするが、それは正しいのだろうけど、その《同期》という考え方を知って何に応用できるのか、何の理解が深まるのか、この本だけではよく分からない。であれば、もっと易しい言葉で説明すればいいのに。結局大した内容じゃないので、その程度でしかないならそもそも「関係詞とはいったいどのようなものですか?」なんていう質問として取り上げる意味もよく分からない。誰がどういう意図で質問したものなのか、想像つかない。  同じように前置詞の解説もヒドい、というか不親切。「前置詞の使い方や意味がわからないときは、前置詞で迷っているのではなく、『状況をどのようなイメージで捉えるか』に迷っているのです。(略)イメージさえ決まればコアイメージも決まるので、まず前置詞を間違えることはありません。」(p.59)って、これは「なぜ前置詞が難しいのか」に回答した、ということでいいんだろうか。だってイメージもコアイメージも決めること自体が難しい訳なので、結局前置詞が難しいことと同義。言い換えただけ、という話、ということだろうか。「コアイメージを使った前置詞を解説している本は、(5)の部分だけを解説しているのです。しかし、前置詞を使う上で重要なのは(4)の段階、つまり『ある状況をどのようなイメージで捉えるか』なのです。」(p.57)という感じで他の前置詞の本を批判しているが、結局「ある状況をどのようなイメージで捉えるか」をどうやって身につけたらいいのかは分からないままなので、その解説を知ったところでどうなるんだろうか、という感じだった。というか、この本を解説している著者だって母語話者でもなければ、こんなことを考えながら前置詞を身につけた訳ではないだろうに、という感じ。そして最後は「慣用」があるからイメージで理解できない時もあります、例えば日本語で下駄がないのに下駄箱って言うのと同じです、というよく分からない解説で締めくくられて、欲求不満が溜まって終わる項目になっている。っていうかここでさんざん解説されているonについても、最近読んだ本であったAshford in the waterとかいう地名にあるinとか、あるいはon the streetの代わりにin the streetとかいうイギリス英語を考えると、「ある状況をどのようなイメージで捉えるか」なんて、本当に分からないし、と思ってしまうし。  上でも述べたが、質問自体が回答者の答えたい視点で作られているのが不自然なので、その点が読みにくいというのもある。例えば、「『何時ですか?』と聞いたら次の文のように返ってきました。どういう意味ですか?Well, the milkman has come.」とか、そんな質問ある??その分野で有名な例を無理やりQA形式にして、結局著者が解説したい語用論で有名なグライスの公理とか関連性理論とか?を披露しているだけ、という感じだった。  あとがきには、「英語の教師にはぜひ本書を熟読され説明の仕方、とくにわかりやすい説明の仕方を習得していただきたい。」(p.186)と、「正しい英語学習」についての説教を交えつつ述べられる。もちろん本書の中には、これは分かりやすい、説明に使える、と思うところもあったが、そんな上から目線で言われる程の本でもないよなあ〜、とか思った。(24/04/15)

Posted by ブクログ

2024/01/13

ちょっと面白そうで読み始めるが、面白くならない雰囲気を感じ、途中で読むのをやめてしまう感じ。なんか、オチにパワーが無い。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品