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障害があり女性であること 生活史からみる生きづらさ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 現代書館 |
発売年月日 | 2023/10/04 |
JAN | 9784768435984 |
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障害があり女性であること
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障害があり女性であること
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女性である事がディスアドバンテージになるのは、一部社会の想定標準モデルが男性目線であり、逸脱してしまう事。筋力等肉体の相対的弱さなど。これは、男性と比較する事で発生する不利点だが、更に障害が加わると、同性内の比較でも不利点が生まれる。民主主義は数の論理を含むから、少数派や想定標準...
女性である事がディスアドバンテージになるのは、一部社会の想定標準モデルが男性目線であり、逸脱してしまう事。筋力等肉体の相対的弱さなど。これは、男性と比較する事で発生する不利点だが、更に障害が加わると、同性内の比較でも不利点が生まれる。民主主義は数の論理を含むから、少数派や想定標準からの逸脱者は生きにくい。今、マイノリティの声を少しずつ拾おうと社会が変わりつつある。が、まだまだ足りない、という話だ。 障害といっても、身体障害だけではなく精神障害の場合もある。見た目に分からない場合も。また、女性には生理や出産という性機能もある。自分が介護されながらと後ろめたく、出産を諦める人も多いし、生理的な介助に対し必ずしも配慮が得られる訳ではない。勿論、この点は男性障害者も似たような所はあるだろう。社会通念的に男は人前で着替えをしても良さそうな感じがする、というバイアスがあるためだが、男性のリビドーやエレクトが生命と暴力の原初ゆえ、これはバイアスではない。男女同目線で考えてはいけない。女性はそこから守られる権利が無ければならない。 ー ケアする性として自分が相手をケアする、という女性規範がある。女性がケアすることは当然とされる一方で、逆にケアされる立場になると、相手の男性にケア役割を担ってもらう関係にはなりにくい。自分の障害が重度化して介助が必要になって、今までどおりには付き合えない、対等な恋愛関係が成り立たなくなったという語りがあった。これは相手の男性にケア役割を担ってもらうのは避けたい、愛情(恋愛感情)をケア役割に結びつけることへの疑問の声でもあった。自分の恋愛相手には、絶対介助はしてほしくない、ヘルパーにやってほしい。でもデートのときは介助のことを忘れていたい、という語りもあった。 ー 大学病院の病室って、個室に監視カメラが付いてるんですね。で、私が「更衣とかトイレ、おむつ交換とかするときはカメラを止めてください」って言ったんですよ。そしたら看護師長さんに「常に見てるもんじゃないから、そんなの気にしなくていい」って言われて。「だったらやめてください」って言ったんです。でもぜんぜん聞き入れられなくて、相談窓口に行ったらソーシャルワーカーに「寝たきりの人にプライバシーなんてない」って言われたことがあって。 健常者である、というのは今だけの事。これから病気や怪我をして、いつでも障害を抱える人にはなり得るし、介護が必要な年まで生きるなら、この話は全ての人に関わり得る事だ。あらゆる立場の人が自分ごととして、考えていけると良いが。
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障害のある女性が差別や困難を語る。その成果をまとめた本。視覚障害者の方の性被害などあまり注目されてこなかった論点も含む。
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