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マトリョーシカのルーツを探して 「日本起源説」の謎を追う
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マトリョーシカのルーツを探して 「日本起源説」の謎を追う

熊野谷葉子(著者)

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マトリョーシカのルーツを探して 「日本起源説」の謎を追う

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2023/09/26
JAN 9784000248365

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商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2024/02/14

日経だったかな…新聞の書評で取り上げられていた際はスルーした本です。書名の『マトリョーシカのルーツを探して 「日本起源説」の謎を追う』には惹かれたのですが、結局、謎のまま、みたいな紹介のされ方だったので、まあ読まんでもいいか、と判断してしまった訳です。ところが図書館で見つけて、パ...

日経だったかな…新聞の書評で取り上げられていた際はスルーした本です。書名の『マトリョーシカのルーツを探して 「日本起源説」の謎を追う』には惹かれたのですが、結局、謎のまま、みたいな紹介のされ方だったので、まあ読まんでもいいか、と判断してしまった訳です。ところが図書館で見つけて、パラパラ読んでみたら俄然引き込まれてしまいました。この本、マトリョーシカの謎を解き明かす研究書と思ったら間違いで、マトリョーシカの謎を追求するドキュメンターなんです。数少ない機会を活かして現地に行く、現物を見る、話をしてくれる人に会いに行く、専門じゃない分野でも怯まずに取り組んで行く(後半の日本の木地師の歴史の分析とか、頑張れ、と声をかけたくなります…)、そして憶測で結論づけずに、わからないことはわからないという態度、ちょっと感動しました。あとがきで著者は言います。「私は歴史学者でも工芸の専門家でもありません。本書をまとめるにあたっては、できるだけ元の資料をたどり、正確な引用を心がけましたが、各分野の専門家が見れば、資料の読み違いや論証不足、論理の破綻など、突っ込みどころ満載かもしれません。それでも、本書がこれまで言われてきたさまざまな俗説や憶測を整理したことで,今後、より学問的なアプローチや詳細な情報が出てくる叩き台になればと思います。この本を読んだ誰かがマトリョーシカ誕生の瞬間や日本との繋がりを解明してくれたら、こんなにうれしいことはありません。」本を出版するって次の世代の「叩き台」を作ることなんだ…この追跡ドキュメントが本になって本当によかったです。一点、どうでもいいメモ…P22の『「ゴコダグルマ」とはいったい何だろうか。』について。宮城県のこけしの産地,鳴子の江会川の下流にある小牛田が関係しているのでは?

Posted by ブクログ

2023/12/19

ロシアの木工芸、マトリョーシカは、実は19世紀末に誕生。 その起源が日本であるという説がある。ロシアと日本を巡り、 マトリョーシカ誕生にまつわる謎を探訪する。 ・カラー口絵8ページ ・プロローグ マトリョーシカ誕生をめぐる謎 第I部 ロシア篇  第II部 日本篇 ・エピローグ マ...

ロシアの木工芸、マトリョーシカは、実は19世紀末に誕生。 その起源が日本であるという説がある。ロシアと日本を巡り、 マトリョーシカ誕生にまつわる謎を探訪する。 ・カラー口絵8ページ ・プロローグ マトリョーシカ誕生をめぐる謎 第I部 ロシア篇  第II部 日本篇 ・エピローグ マトリョーシカと七福神 コラム、引用・参照文献有り。 ・あとがき 別のマトリョーシカ関係の本で気になっていた、日本起源説。 典型的な言説やマトリョーシカ誕生の諸説を検証し、 それでも深まる謎を究明するための行動は、探偵の如し。 ロシアのおもちゃ博物館にある、最古と伝わるマトリョーシカ 《雄鶏を抱いた娘》と日本製《日本の老人》の調査を振り出しに、 ポレーノフ博物館のマトリョーシカにも焦点を当てる。 マトリョーシカを制作・販売した「子どもの教育」関連の マーモントフ家と、ポレーノフ家の関係。 アブラムツェヴォでのマーモントフ・サークルによる ロシア様式の木工工房とその後。 「子どもの教育」では1898年にはマトリョーシカを 制作・販売したとの、手紙の記述。そしてその後。 ろくろ師のズヴョーズドチキンの生涯。 画家、マリューチンのデザイン担当の可能性。 パリ万博でのロシア館にマトリョーシカを出品の事実とは。 一方、日本では《日本の老人》と《小さな顔付き物入れ》を検証。 来日したロシア人。箱根挽物細工の店売りと輸出。 道上コレクションのマトリョーシカと入れ子七福神。 《小さな顔付き物入れ》の正体。 そして著者の推測と結論。 まだまだ調査の余地がある内容でしたが、 合い間に語る、ロシアの木工芸や、日本の奈良時代の百万塔や 木地師、挽物細工と輸出の話等、興味深い話が多かったです。 特に、コラムのポレーノフ博物館にあるトルストイの折り紙。 何処で折り方を知ったのか?こちらも解明して欲しいなぁ。

Posted by ブクログ

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