教養として学んでおきたい5大宗教 マンガ版 マイナビ新書

中村圭志(著者), 徳永サトシ(著者)

• 販売会社／発売会社: マイナビ出版
• 発売年月日: 2023/09/22
• JAN: 9784839983147

商品レビュー

2024/11/28

宗教について漠然としたイメージしかなかったのですが、世界のことを知りたいと思い読み始めました。
すると意外と宗教同士でつながりがあったり、宗教上のルールにも大人の思惑があったりと、なるほど〜と思う内容が多かったです。
漫画でとてもわかりやすく書いてありますが、すこし踏み込んだ内容もあったので、そこは覚えるのは難しそうでした。

一回読んだだけでは中々落とし込めないので、何回か読むのがいいのかなと思いました。

2024/11/26

コンパクトに全体を把握できて良かった。
宗教は、総じて、奇跡を起こす、秩序をもたらす、説明を与えることが役割であるにもかかわらず、現代は、文化の基層として、かつての宗教的機能の部分的供給として、役割を為果たしている。
一神教は、平等を目指すが、一方排他的になりやすく、多神教は、寛容だが、不平等を是認するところがあり、一長一短がある。
また、日本人は、無宗教を標榜している人が多い。
が、宗教が、個人の信仰や、文化の面があるだけでなく、現代社会の動向を理解するためにその背景にある宗教の排他的な面などを教養として理解し、自分として宗教をどう考えるか、が大事。
また、現代の方が、宗教が集団のアイデンティティとして利用され、政治や経済の利害で紛争となる可能性が高い。
だから、宗教的背景を冷静に俯瞰して観察し、行動する必要がある。
冷静に俯瞰するために、宗教的な瞑想や坐禅、ヨガ、安息日にその機能を見出すことができる。

宗教は複合的な現象である。

イスラム教が本来弱者、女性の権利を保護する方向を示していたが、本来男性目線で作られたため、現在のような社会問題になっている。