銀河鉄道999 アンドロメダ編(新装版)(vol.1)

松本零士(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館クリエイティブ
• 発売年月日: 2023/08/25
• JAN: 9784778033385

商品レビュー

2024/01/22

「続篇」というような作品である「エターナル」を愉しむと、物語が起ったこの篇も愉しんでみたいと思った。そして入手して紐解き始めた。
メーテルに導かれて、＜999＞で旅をする鉄郎が、その長い旅路に踏み出すというような「第1巻」である。
往年の列車を模した乗物が、宇宙に設定されたレールのような軌道をドンドン進んで、様々な惑星に立寄りながら往くという壮大な設定のSFファンタジーである。が、様々な「停車駅」での出来事や出くわす人達とのやり取りは、何処か「説話」という感、「文学」という香りが在る。
アニメや漫画に親しんだ経過も在る作品だが、改めて往年の漫画の様子が再現された本で読むのは凄く好い。発表されたのは相当に以前ではあるのだが、全く古さを感じずに愉しめる。

2023/09/16

言わずと知れた松本零士の名作「銀河鉄道999」。ただ、読んだこともなくアニメも見たことがない。松本零士だけでなく、レジェンドと言われる漫画家の作品については、往々にしてそういう面があります自分。
新装版や愛蔵版で、できる限り追いかけていきたいところです。

さて1巻。鉄郎とメーテルの出会いと旅立ち。
機械の体を欲している理由が、ただただ長生きするためというだけの理由だったのか。長生きしたいというのも、金持ちである証拠であるから。ステータスとして欲しているだけのように思えるなぁ。母親の仇うちということもあるだろうけども、出発の時点では、恋に憧れている少女のような感覚なのか鉄郎。
謎の美女メーテル。彼女が何者であるのか、目的は何なのか。それを全く知らないので、999の旅が進むにつれて明かされるであろうことを期待しています。

名作であるけど、詳しいことは何も知らないという状況で読み始めた999。懐かしのアニメ特集みたいなテレビ番組で、最終回だけ見た覚えがあるのですよ。ただ、そこまでの旅路が全くわからない。最終回だけの切り取りでは、読んだこと見たことにはならない、と思います。
鉄郎とメーテルの二人が、どんな旅路を経て、終着駅で何を選ぶのか。それを楽しみに読んでいこうと思います。