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アルツハイマー病研究、失敗の構造
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アルツハイマー病研究、失敗の構造

カール・ヘラップ(著者), 梶山あゆみ(訳者)

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アルツハイマー病研究、失敗の構造

定価 ¥3,520

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2023/08/17
JAN 9784622096290

アルツハイマー病研究、失敗の構造

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商品レビュー

4.6

8件のお客様レビュー

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2024/12/22

アルツハイマー病に係るこれまでの歴史を他の本などで検証したことがないので、この本を100%の純然たる事実として受け止めることは難しいという前置きをする必要はある。 その上で、この本の提示する失敗は、失敗の本質を読んだ時のような、どんなに頭の良い人達が集まって進めたとしても途方もな...

アルツハイマー病に係るこれまでの歴史を他の本などで検証したことがないので、この本を100%の純然たる事実として受け止めることは難しいという前置きをする必要はある。 その上で、この本の提示する失敗は、失敗の本質を読んだ時のような、どんなに頭の良い人達が集まって進めたとしても途方もなく間違えてしまい、軌道修正ができない絶望感があった。 翻訳の妙もあり、元々ユーモアありつつ軽妙な語り口でとても読み易い。良い本です。

Posted by ブクログ

2024/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内容については言うに及ばず、和訳が良い。本書は下記のような注釈から始まる: "本書は現在「アルツハイマー型認知症」と呼ばれる疾患の研究について記述しており、この疾患名が頻出語となるため「アルツハイマー病」と略記する。また、「若年性」「家族性」などの断りが特にない場合は、弧発性アルツハイマー型認知症を指す。" 本書は「アルツハイマー病とは結局、なんなのか?」という本なので、和訳にあたって慎重に言葉を定義するのは極めて誠実な姿勢と考える。自分は原書をあたっているわけではないので原書と和訳書の比較まではできないが、この注釈が最初にあるお陰で全編にわたって安心して読み進めることができた。 アルツハイマー病とは何なのか、については、自分の認識としては「アミロイドβの蓄積を特徴とする、認知症のごく限られた一類型」(=この世で観測される認知症の大部分はアルツハイマー病ではなく、老化の一類型に過ぎない)というものだったが、本書を読んでその認識はそう的外れではないと感じた。筆者の主張は、「現実としてアルツハイマー病の定義が極めて拡大されている以上、くくったものを正確に描写した要素を定義とすべきである=アミロイドに固執すべきではない」というもので、至極尤もであり首肯する。というか、次第に「アミロイドβの蓄積を特徴とする、認知症のごく限られた一類型」が実在するのかも疑問に思えてきた。アミロイド蓄積が治験の主要評価項目というのは妥当ではないと感じる。 基礎研究に公費を投じるにあたっての「選択と集中」については本邦でもたびたび(否定的な文脈で)議論に上がるが、医薬品開発のグローバルリーダーに見える米国でも同じような悩みは尽きないというのは面白い。

Posted by ブクログ

2024/08/04

アルツハイマー病の本。面白い。 アミロイドβやタウタンパク質をターゲットとした治療(なかなか上手くいってない)に固執している業界への批判が多くあるがフラットな視点で描かれている印象。またアメリカローカルな話題は少し退屈だった。 以前読んだ下山進さんの「アルツハイマー征服」も面白...

アルツハイマー病の本。面白い。 アミロイドβやタウタンパク質をターゲットとした治療(なかなか上手くいってない)に固執している業界への批判が多くあるがフラットな視点で描かれている印象。またアメリカローカルな話題は少し退屈だった。 以前読んだ下山進さんの「アルツハイマー征服」も面白かったが、アルツハイマー病研究で面白いポイントは原因とされる病理について結論がでておらず、日々のニュースでアデュカヌマブなどの新薬についてプロセスが追うことができること。 ・アルツハイマー病の定義は何? ・主犯は誰? 現在進行系の問題のため本書でも結論は無い。 頭を切らずに観測しやすいアミロイドβをまずターゲットにして駄目なら次行こうって感じなので時間はかかっても前には進んどるやんとは思う。続報に期待。

Posted by ブクログ