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女も戦争を担った~昭和の証言~
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2023/08/09 |
JAN | 9784309228952 |
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
戦争の中における女性たちの役割について、前々から疑問があり、少ないながら、そういった本を探して読んでいる。 というのは、戦争を振り返るドキュメンタリーや証言などで中心になるのは、どうしても男性で、兵士の悲惨な体験談などが多く、女性の生の生活を記録したものは少ない。 工場などでの労働奉仕、慰問袋、沖縄などでは軍とともに看護などにあたった女学生の話、そして、戦後は岸壁の母などの飾り立てられた美談などがあるものの、個人的にもっと気になっていたのは、出征する男たちを送り出す、かっぽう着にたすきがけの婦人たちの集団の姿だ。 「国防婦人会」 その設立から発展に至る歩みから、その活動に夢中でのめりこんでいった大多数の女性たちがいたこと、その気持ちが、証言で綴られている。新たに知ったことが多々あり、また、エピソードの中には、そういった自分たちを振り返っても悔恨がない、自分の行動を信じて今も疑わない人たちがいることも衝撃だった。 戦前・戦中の女性の立場などの複合的な理由があったこととは思うが、当時、女たちはただ泣く泣く家を守ったのではなく、積極的に戦争に加担した側面もあった。 情報統制されて、戦争の実態を知らされなかったとはいえ、国を信じ、軍を信じ、日本が生きていくためだと他国への侵略を助け、男たちを戦争へ駆り立てる役目を果たした面も、きちんと検証し、伝えていくべきだ。 そこから目を背け、封印してしまっては、また戦争の足音が聞こえてきている昨今、同じことが繰り返されるだろう。 この本は1980-1982年にかけて取材したものをまとめた本だそうだが、2022年のロシアによるウクライナ侵攻を機に、あらためて、かつての戦争を忘れないために、と復刊になったものだという。皮肉と言えば皮肉だ。
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龍祥館書店の二村知子さんから進められて読み始める。 昭和に発刊された本、今ウクライナ戦争がはじまり、ガザ地区へのイスラエルの攻撃が やむおえないことのように取り扱われる。力には力、攻撃には攻撃になる。最初のそれを止められるのは人と言いながら、一番止めるべき子供を産む女性もその戦争...
龍祥館書店の二村知子さんから進められて読み始める。 昭和に発刊された本、今ウクライナ戦争がはじまり、ガザ地区へのイスラエルの攻撃が やむおえないことのように取り扱われる。力には力、攻撃には攻撃になる。最初のそれを止められるのは人と言いながら、一番止めるべき子供を産む女性もその戦争を促進することを担ってしまっていたという証言。この本を読んで思い出そう。自然・自然に戦争に向かわないように。そのために1冊読みたい。 一太郎やーい という教科書は国が制作として掲載し日本国民全員が呼んで、子供を戦争に活かせる気持ちを作った。これがイデオロギーというものかと思った。ガザ地区でも、中国でもイデオロギーを操作すると国民が勝手に動く。教科書検定は必要だが、イデオロギー操作も必要なのかもしれない。 女性の進出が低い国は暴力的な戦争に突き進む
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1982年出版の新装版。 三國連太郎/母の話など何となく知っていた話題なのは そのせいか。 女性は戦を嫌って、ひたすらに耐え、銃後を守った、という見方は とっくに変わってきているけれど、 おそらく、その嚆矢となった本だろう。 ウクライナの行方が見えないのに、 ガザでの戦闘というか、ジェノサイドかというレベルの 武力衝突。 本気で、先々が不安な昨今なだけに、読んでおきたい。 詳しくは→セカンドブログ「歴タビ日記」 https://blog.goo.ne.jp/rekitabi/e/ce0f16a90fca009c5f63ee68727dcd86
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