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二百十番館にようこそ 文春文庫
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二百十番館にようこそ 文春文庫

加納朋子(著者)

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二百十番館にようこそ 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2023/08/02
JAN 9784167920814

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商品レビュー

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2024/02/25

加納朋子さんの作品に期待を裏切られたことはありませんが、本書でも楽しいひと時を過ごすことが出来ました。 帯や裏面のあらすじを読む限り、ミステリー的な要素は殆どなく、『七人の敵がいる』や『我らが荒野の七重奏』のような系統の作品なのだろうと勝手に思い込んでいました。 読み進めていくと...

加納朋子さんの作品に期待を裏切られたことはありませんが、本書でも楽しいひと時を過ごすことが出来ました。 帯や裏面のあらすじを読む限り、ミステリー的な要素は殆どなく、『七人の敵がいる』や『我らが荒野の七重奏』のような系統の作品なのだろうと勝手に思い込んでいました。 読み進めていくと、予想通りミステリーと感じられる個所は全くと言っていいほど見受けられずに物語が展開していきます。(私が愚かでした!) 後半になって物語の振幅が大きくなると共に展開もスピードアップしていき、面白さも最高潮に達して、このままハッピーエンドとなるのかなと思いましたが、そこは加納さん!そこから一捻り、二捻りされた真相が姿を現します。 とりわけ、3**ページの一文(第一弾)を読んだときは、驚きと感動のあまり、固まってしまいました。 ただ、これだけで終わりません。 その後も、第二弾、第三弾の心温まる真相が待ち構えていました。 人(親)って、ありがたいですね! 『空飛ぶ馬:北村薫』の読後感を思い出しました。

Posted by ブクログ

2024/02/06

全くの偶然に、屑ニートが「社会復帰」するような小説を続けて読むことに。これまた偶然にも、子供が大学を辞めてしまいニート状態だったので、とても他人事とは思えず(^ ^; 感情移入しながらむさぼり読んだ(^ ^; テーマも展開も、ひっじょ〜に「今風」の作品で。根底に横たわる問題の本...

全くの偶然に、屑ニートが「社会復帰」するような小説を続けて読むことに。これまた偶然にも、子供が大学を辞めてしまいニート状態だったので、とても他人事とは思えず(^ ^; 感情移入しながらむさぼり読んだ(^ ^; テーマも展開も、ひっじょ〜に「今風」の作品で。根底に横たわる問題の本筋も、本当に「今の日本」が抱えていつつ皆「見えない振り」しているようなことで。そして、まぁありがちではあるが、どんなに社会がデジタル化しようとも、人間関係だけはアナログの極致な訳で。 いわゆる大学卒業→就職→出世→結婚→家庭人みたいな、昭和的あたりまえな(と皆が思い込んでいる)ルートに乗りきれない人たちも、うまくピースがはまりさえすれば、こんなにも活躍できる。分かってはいても、なかなか勇気がなくてできないことを、痛快なエンタメに昇華させながらも力強く、分かりやすく伝えてくれる本書。新卒採用〜終身雇用という昭和的モデルが成り立たなくなりつつある今、若者とおっさん世代にぜひ読ませたい一冊である。

Posted by ブクログ

2024/02/03

何もしないことの楽さと辛さを学んだ。 ネットの世界だけでなく現実世界でも相棒のように試練をみんなで乗り越えていくのが気持ちよかった。主人公の真っ直ぐさにも優しい気持ちになる。

Posted by ブクログ

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