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ヒトラーの馬を奪還せよ 美術探偵、ナチ地下世界を往く
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2023/07/28 |
| JAN | 9784480837240 |
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ヒトラーの馬を奪還せよ
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1945年、ナチスの敗北と共に戦火で消失した筈の「ヒトラーの馬」。 総統官邸裏の庭園への道に飾られていた一対の巨大なブロンズの馬が2015年に見つかり、世界的にセンセーショナルなニュースになった事件の顛末を描いたノンフィクション。 その当事者が美術界のインディジョーンズと言われる...
1945年、ナチスの敗北と共に戦火で消失した筈の「ヒトラーの馬」。 総統官邸裏の庭園への道に飾られていた一対の巨大なブロンズの馬が2015年に見つかり、世界的にセンセーショナルなニュースになった事件の顛末を描いたノンフィクション。 その当事者が美術界のインディジョーンズと言われる著者自身で、ナチの信奉者からソ連への美術品横流しなどの暗部も抉り出している。 盛る事もなく淡々と事実を重ねた文章に余計怖さを感じる。
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前回の読書会で借りてきた、その3。 第二次世界大戦時、ヒトラー総統の官邸前にあった高さ3メートルを超える一対の馬のブロンズ像。 戦火で失われたはずのその逸品が、70年の時をへて闇市場に現れた。本物か贋作か?黒幕は何者か?はたして現物は今どこに?…という帯にあるように、あらすじを...
前回の読書会で借りてきた、その3。 第二次世界大戦時、ヒトラー総統の官邸前にあった高さ3メートルを超える一対の馬のブロンズ像。 戦火で失われたはずのその逸品が、70年の時をへて闇市場に現れた。本物か贋作か?黒幕は何者か?はたして現物は今どこに?…という帯にあるように、あらすじを伺って即読みたくなってしまった。 著者は数々の盗難美術品を発見してきた、美術界のインディ・ジョーンズとも言われている方らしい。翻訳本でもそのお茶目で愛すべき人柄がうかがえる軽快な語り口で、秘められた戦後史を少しずつ紐解きながら、件の「ヒトラーの馬」を追っていくドキュメンタリー。 日本に生活しているごく普通の日本人にとっては見慣れない、聞きなれない街の名前や、やたらと長い登場人物の名前、秘密警察の通称(なのかな?)や組織の名前…とにかくめちゃくちゃカタカナ名称が多くて覚えられないので正直読むのにとても難儀した。第二次世界大戦末期の、ヒトラーまわりの前提知識がないとよりしんどかったかもしれない。 でも、これはなんだっけ?これは誰かの名前だったっけ?…とか本の中を行きつ戻りつしながらも、文章は軽快で展開もエキサイティングなので、通読にはそれほど時間がかからなかった。 それにしても、表には決して出せない美術品に大金を積んで、自分のものにしたい、手に入れたいという気持ち…、 全然わからない。 コレクターはコレクションを見せびらかしたいものなのではないのか? 文化遺産の不法取引が何十億規模になるという事実にこれを読んで改めて驚く。 盗品を売って儲けようという動機はギリギリ理解できるが、表に出せない美術品を誰にも見せないで独り占めしたい欲…わからん。 美術品は造形も勿論、その歴史的価値、背後にあるストーリー自体に価値があるものなんだろう。もし私がうんざりするほどお金を持っていたら、海外から日本の美術館に渡ってくるような絵を秘密裏に所有したいと思うのだろうか…。 そんなありふれた問いを抱えながら、いろんな人々に出会い、いろんな場所へ行き、歴史をなぞり、新たな歴史を暴き、時にあやしい人物につけられたり、ハラハラドキドキしながら、著者と一緒にヒトラーの馬を探すこの読書は本当に面白かった。 美術館巡りが楽しい最近、 たとえば、めちゃくちゃお金があって、不法取引であるというリスクをとってもこの作品なら手に入れたい!独り占めしたい!と思うものの候補を見つけるのも楽しいかもしれないな。
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ヒットラー総統官邸前にあった巨大なブロンズ像がベルリン陥落時に破壊されたとはずなのに、2015年に美術探偵の著者によって発見された事実に基づくドキュメンタリー。 ヒットラーを取り巻く人物、今も生き残っている秘密組織や特殊な団体が随所に顔を出し、ベルリン陥落後のソ連、東ドイツの時代...
ヒットラー総統官邸前にあった巨大なブロンズ像がベルリン陥落時に破壊されたとはずなのに、2015年に美術探偵の著者によって発見された事実に基づくドキュメンタリー。 ヒットラーを取り巻く人物、今も生き残っている秘密組織や特殊な団体が随所に顔を出し、ベルリン陥落後のソ連、東ドイツの時代を経て、戦後70年ブラックマーケットに売りに出された情報を著者が得てから発見まで小説の様な展開が実際にあったとは本当に驚きです。 ただ、一流の小説で味わえる様な胸踊るストーリー描写はなく、その点は物足りなさを感じました。
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