神秘(下) 毎日文庫

白石一文(著者)

• 販売会社／発売会社: 毎日新聞出版
• 発売年月日: 2023/07/27
• JAN: 9784620210599

商品レビュー

2024/06/10

ジョブズ氏のスピーチが印象的

「君たちが持つ時間は限られている
人のために時間を費やすことはありません
誰かが考えた結果に従って生きる必要はどこにもないのです
自分の内なる声が雑音に打ち消されないことです
そして最も重要なことは自分自身の心と直感に素直にしたがい、勇気をもって行動することです
心や直感こそが君たちが本当に望んでいることを知っているのです
だからそれ以外のことは二の次でも構わないのです」

わたしも直感を信じようっておもえた。

「誰かをすきになるということは、その誰かのことをこれからさらに好きになっていくだろうという期待や予想を信ずることであって、本当にその人のことを好きなわけではない
愛や憎悪の本体を私たちは実のところ永遠に知ることができない」

予感、か～。
言われてみればかもしれないどこれはどうなんだろう。

ストーリー展開は最後に一気に伏線が回収されていく、まさしく神秘

2024/02/12

余命一年と宣告され、かつて自分が電話で受けた不思議な力を持つ女性を探そうと考えた菊池は、土地勘もない神戸へ住むことにする。自分では偶然だと思っていた事が神秘の力に導かれていたとしたら？最後の方は鳥肌がたった。

2024/01/15

小説ではあるものの運命であるとか…
糸、繋がり、神秘的なこと…自分自身に重ねてみてしまう。

散りばめられた伏線の回収も良かった。