会社を辞めたいと思った時に読むセカンドキャリアの見つけ方

木村勝(著者)

• 販売会社／発売会社: ビジネス教育出版社
• 発売年月日: 2023/07/22
• JAN: 9784828310251

商品レビュー

2024/02/04

最初の転職を考える人なら、本書を読むことで何かしらの行動へと動き出すヒントが得られるでしょう。著者の木村さんの講義を受講したことがあります。業務委託契約を企業から得られるような独立法人を目指したら良いというスタンスで、本書にもその考え方が記載されています。気が付けば56歳、親の介護も始まり環境も日々変化しています。元気なうちは働きたいが、その働ける場に我が身を配置しておくための行動をとっておかねばならないとの危機感を感じています。そんな悩みのある人への本になっています。

2023/12/25

会社を辞めることはネガティブなことではなくなった。
キャリアチェンジ成功者も、もともとは会社を辞めたい、から始まった。
若手社員の半数が転職サイトにも登録済み。3割が兼業副業している。
出戻り社員も歓迎されている。パナソニック、IHI、住友商事など。
辞めたい、という気持ちを第三者目線で見て冷ます。
55～64歳では転職経験者が8割。
ジョブホッパーはよく見られない。転職理由と志望動機をはっきりさせる。
辞めたいと思ったら、時間をとってじっくり理由を考える。転職理由を論理的に説明できるか。
決めたら1年後にxdayを設定してて準備を徹底的にする。
転職サイト、転職エージェントなど。
資格を取るなら若いうちに。
業務のアウトソーシングが進むと、単なる調整人に陥りがち。30代で狭い領域でもいいから第一人者になること。
40代では、週ひとりは社外の人間と会うこと。想定外に備えて想定内にする行動をとる。
独立を考える。
60代は複線化。いろいろな働き方をする。

2023/09/29

【雇われない】
個人事業主あるいは法人となる場合、起業というよりも独立という視点で考えてみると、リスクは少ないように感じます。そして、いままで実施していた業務を基本的にそのまま行い、雇用契約から業務委託契約に変更する方法がよいと考えます。

個人事業主（法人でもいいですが）として生計をたてるとしても、スタートでは仕事が取れない可能性が高いです。ある程度、世の中に知られるにはそれなりの時間がかかります。
この期間を埋めるためにも、いままで行っていた仕事を雇用契約ではなく業務委託契約で請け負うのはいい考えです。

会社側にとってもコストメリットは大きいです。一般的にサラリーマンを一人雇うには給料の1.5〜2倍のコストがかかります。社会保険、福利厚生費、間接部門（人事・総務、食堂など）で働く人の給料もまかなう必要があるのでそれぐらいはかかります。

会社としてはこれらの費用がすべてなくなるのです。

個人事業主あるいは法人は、自分たちで保険等に対応する必要があります。
それでも「雇われない」価値は十分にあると考えます。