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佐藤優(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2023/07/20
JAN 9784334950743

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商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2024/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2022年2月のロシアのウクライナ侵攻は、日本において政治的な発言をする人々に対する自分の幻想を打ち破るリトマス試験紙になった。 自分の中では、あれだけ正論的な言論を述べていた橋下徹は地に落ちた。そして小泉、田中真紀子全盛時には悪の権化だった鈴木宗男は、その後の一連のできごと 自分の中で特に大きのは、佐藤優の一連の著作を通して、完全に復権し、自分の信念を通す一流の見識と実行力をもつ政治家との認識していた、が、ウクライナ侵攻時のロシアべったりの言動でこりゃだめだ、と認識を再度改めた。 そして本書の佐藤優、国家の罠からの一連の著作には驚愕し、日本国は、類まれなる外交官を失ったが、それ以上にわかりやすく、すばらしい経験見識を持つ佐藤優を得たとまで、思っていた。 しかし、ウクライナ侵攻の原因はすべてゼレンスキーにあるとか、の理由のわからない論述は、今までの幻想を打ち破って、このひとはダメだな、と自分の中では判断せざる得なかった。 これまでも、キリスト教を信仰していると言いつつ、新左翼運動にのめり込み、神皇正統記を愛読する南朝支持者で、また創価学会や池田大作を高く評価するなど、矛盾に満ちたあり方を、自身のもつ博学な知識と、驚異的な記憶力で正当化してきておりその著作の迫力にうなずかざる得ない面があったのだが。 さて、本書、ミーシャなる人物の回想的やり取り、とその後の生き方、そして再会について記述されている。 相変わらず、何十年の前に行ったレストランの場所名前から一緒に食事した人やその時の会話だけでなく、出てきたメニューなどを逐一憶えている脅威の記憶力には感嘆する。またミーシャは格別に頭が良く、ある程度自分の政治的野望エストニアの独立の実現に寄与しているが、反ナショナリズムから、ロシアナショナリズムの信仰に鞍替えし、ウクライナを侵略しているプーチンを支持し、支えている。頭が良い人が、必ずしも正しい判断・選択・価値観を持つものではない、ということがよくわかった。 またあとがきの情報メモはひどい内容だ、ロシアプロパガンダそのもの。

Posted by ブクログ

2023/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 時系列的に大宅壮一賞の『自壊する帝国』の続編にあたる。  なにより、自分も深くソ連、ロシアに関わっていた頃の時代なので、感慨深く読み進めることができる。『自壊する帝国』で果たして実在の人物か否かと注目を集めたサーシャのその後も描かれて非常に興味深い。 「いや、人間には物語をつくる能力がある。物語が人を殺すんだよ」 「自分より強い人にお願いをしてはいけない」 「何事にも時がある」  当時のサーシャとの想い出として語られる、濃厚な会話劇であるが、今、この時代に送るメッセージとしても、力強いものがある。当然、著者もそれを意識して、今の世に送りだしたのだろうと思う。  混沌とした世の中ではあるが、サーシャが引用する旧約聖書の「コヘレトの言葉」(伝道の書)からの言葉、「何事にも時がある」が、非常にしっくりくる気がする。  そんな今、著者が読者に向けて一番伝えたいことは、  『急ぎつつ、待つ』  と受け止めた。備えはしつつ、それでも「時」は待つしかない、ということだ。  その中で、己の信念だけは曲げるなとも伝えている。 「最終的に誰が人生の勝者になるかはわからない。僕はソ連崩壊の過程で、さまざまな人間ドラマを見てきた。その結果、最後まで筋を通した人が結局、幸せになれると確信している」  いつの時代にも大切な教えを与えてくれる。  やはり、外せない著者の作品だ。

Posted by ブクログ

2023/09/02

「自壊する帝国」続編。知の巨人・佐藤氏の時局解説やキリスト教の著作も面白く、勉強になるものばかりだが、自身の歩みを描いた作品群も負けず劣らず面白く読み応え十分。サーシャとの友情に胸が熱くなる。

Posted by ブクログ

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