安倍晋三の正体 祥伝社新書682

適菜収(著者)

• 販売会社／発売会社: 祥伝社
• 発売年月日: 2023/07/04
• JAN: 9784396116828

商品レビュー

2024/11/14

うーん、ちょっと物足りない。アベには政治家どころか大卒の学士に当然備わっているべき基本的な教養すらなく、短絡的かつ一面的な思考で、幼稚な三代目ボンボンと言うのは周知の事実である。一冊の成書で下品にこき下ろすまでもない。Too much 。
問題は何故そんな人物が一国の首相を最長期間やれていたのかだ。彼の思想(と言う程のものはないかも知れないが)がどのように形成され、何故根強い人気を獲得するに至ったのかの掘り下げを期待したのだが。

2024/07/14

まずは保守や左翼の基本的な定義の復習が出来ました。あとは項目別に安倍晋三の発言や行動が紹介されてますが、まあ酷いものばかり。適菜収氏の云う底辺ネトウヨを煽ったというのはその通りと思いました。

2024/05/12

外見や学歴、テーブルマナーを愚弄したり、正直、政策と政務に無関係な誹謗が多くて読むに耐えない。外交で相手国に対する発言について、恰も言質を取ったように言辞を非難するが、内外で言葉の使い分けくらいはあるだろう。安倍晋三をバカ、バカと稚拙で簡単な言葉で表現するのは良いが、まるで同レベルの読み手を誘う、出版によるヘイトスピーチがごとき低俗さ。

政党がインターネットで世論操作することもあるため、これ位強めに非難した方が良い、という気持ちも分かる。適菜収は嫌いではないし、安倍晋三への指摘も間違っていないと思うが。

しかし、恐るべきは、レビューである。最長の首相、つまり自民党を選んだ自分たちを責める内容や、安倍晋三は最悪だったという声多し。これが別の書き手の本である『安倍晋三　回顧録』のレビューを見ると、稀代の宰相、真の国士、外交手腕を評価するような声が並ぶのである。

政治は国民性を映すのならば、バカ、バカとは、読み手に突き刺さる言葉のようでもある。堅苦しく書けば読み手が減るから？いや、これこそが日本国民の写像でもある政治と同根の週刊誌言論。悲しいかな。