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図説 食材と調理からたどる中世ヨーロッパの食生活 王侯貴族から庶民にいたる食の世界、再現レシピを添えて
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図説 食材と調理からたどる中世ヨーロッパの食生活 王侯貴族から庶民にいたる食の世界、再現レシピを添えて

ハンネレ・クレメッティラー(著者), 龍和子(訳者)

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図説 食材と調理からたどる中世ヨーロッパの食生活 王侯貴族から庶民にいたる食の世界、再現レシピを添えて

定価 ¥3,960

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 2023/06/01
JAN 9784562072880

図説 食材と調理からたどる中世ヨーロッパの食生活

¥2,970

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2023/09/10

絵画やタペストリー、壁画などから窺える中世の食事を検証。 絵画を載せ、そこに描かれている食べ物を見てどんな食材調理法なのか推理する。そして巻末に現在でも作れるようなレシピを載せる。中世というと粗末な食べ物か?と思っていたが、これを見ると階級にもよるだろうが、多様な食べ物食べ方があ...

絵画やタペストリー、壁画などから窺える中世の食事を検証。 絵画を載せ、そこに描かれている食べ物を見てどんな食材調理法なのか推理する。そして巻末に現在でも作れるようなレシピを載せる。中世というと粗末な食べ物か?と思っていたが、これを見ると階級にもよるだろうが、多様な食べ物食べ方があったようだ。 巻末に図版リスト。全部で112 絵画は「デカメロン」の挿絵、ヒエロニムス・ボス、「ベリー公のいとも豪華な時祷書」のほか中世の料理書も多く紹介されている。 2012イギリス 2023.6.26第1刷 図書館

Posted by ブクログ

2023/09/04

日本の食卓とは全く違う、中世ヨーロッパ の食卓。 有りとあらゆる獣や野鳥、魚を高貴な 身分な者達は沢山のスパイスで味付けし 食していた。 日本の様に水が潤沢で無い為ワインやビール を水で薄めた物を喉を潤す為に皆飲んでいた。 宗教的な食事の制限もありながら、代替え品 等を工夫して食...

日本の食卓とは全く違う、中世ヨーロッパ の食卓。 有りとあらゆる獣や野鳥、魚を高貴な 身分な者達は沢山のスパイスで味付けし 食していた。 日本の様に水が潤沢で無い為ワインやビール を水で薄めた物を喉を潤す為に皆飲んでいた。 宗教的な食事の制限もありながら、代替え品 等を工夫して食べていたのも驚きだ。 身分の違いによって食卓に上がる料理は 皿数もさる事ながら貧者は帰ってマメや 野菜を多く摂っていた。 こちらの方が現代では確実に健康的だと思う。

Posted by ブクログ

2023/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中世後期のヨーロッパ食文化についての本で、素晴らしいのはふんだんに絵画等のカラー図が入っていること。貴族も庶民も一般に想像されるより様々な食材に工夫を凝らしてかなりおいしく食べていたらしいのだが、食卓のにぎやかな様子が視覚でも伝わってきて良い。読んでいるとお腹が空く。 しかし四旬節などの断食期間によって制限食材があるほか、当時は食材によって乾いている、湿っているなどの「性質」が設定されており、医学的な見地から摂るべき食材と調理法を決定することが推奨されていて、裕福な人々の宴席では見た目にも驚くような仕掛けを凝らし…とメニュー一つ決めるにも複雑な要素が満載。調理過程でペースト状にする料理が多かったようなのだが、ブレンダーもフードプロセッサーもない中世では手間のかかる重労働だったろう。巻末にたっぷり収録されているレシピも手の込んでいるものが結構ある。食べることがそれだけ手間のかかる仕事だったからこそ、これほど豊かな文化になったのかもしれない。食事のことを考えたり作業した時間は現代よりずっと多いだろうな。 巻末レシピも作ってみたいけど、食材がジビエとか謎の野菜とか「クリーム」とだけ書いてあったりとか(生クリームでいいのかな、でも断食メニューっぽいしな?)でハードルが高いメニューが多いかも。プティングか簡単そうなパイならいけるかも?

Posted by ブクログ

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