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ロートレアモンとサド 批評の小径
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ロートレアモンとサド 批評の小径

モーリス・ブランショ(著者), 石井洋二郎(訳者)

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ロートレアモンとサド 批評の小径

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 水声社
発売年月日 2023/06/23
JAN 9784801007260

ロートレアモンとサド

¥2,255

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2023/08/03

ロートレアモンとサド モーリスブランショ 石井洋二郎 水声社 まず序文を読んで思ったこと 文章への批評というのは その対象である作品と同じように 部分性の中での表現行為であり その瞬時における発言でしかなく それは生きている証拠であり 誰も抗えない軌跡なのであろう 言葉は切り取...

ロートレアモンとサド モーリスブランショ 石井洋二郎 水声社 まず序文を読んで思ったこと 文章への批評というのは その対象である作品と同じように 部分性の中での表現行為であり その瞬時における発言でしかなく それは生きている証拠であり 誰も抗えない軌跡なのであろう 言葉は切り取られた破片であり 全体性を孕むテレパシーとは 違うのである サドは証明して見せる 美徳にはあらゆる不幸が付き纏い 悪徳は常に栄えると言う幸福で満たされる 絶対的なエゴイズムを抱いた人間が 不幸に陥ることはあり得ず最高の幸福に あり続けるだろうと言う 死や痛みによる苦痛のプロセスが 気付きやセックスの快感と同じように 湧き上がる解放感に満たされる快楽は 肉体的な不安恐怖を突き抜ける時の 開き直ったマゾヒスティックな 喜びに違いない ではサディスティックな快感は どこから来るのだろうか? それは快感へのプロセスを 外から俯瞰する好奇心によるモノか? あるいは チンケな征服感を満たす満足感か? 満たされた飽和感は肉体を弛緩させて 精神の解放を意味すると言うことか? それにしても 複雑怪奇だと言うことは 単純明快な心理の片翼をなす 裏と言うことか

Posted by ブクログ

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