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「悪所」の民俗誌 色町・芝居町のトポロジー ちくま文庫
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「悪所」の民俗誌 色町・芝居町のトポロジー ちくま文庫

沖浦和光(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2023/06/12
JAN 9784480438867

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「悪所」の民俗誌

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みんなの感想まとめ
  • 悪所文化探求
  • 都市の盛り場
  • 遊女と役者の呪力
  • 日本の歴史的視点
  • 制外者の存在反権力の象徴
  • 色と悪の交差点
  • 文化の変遷理解
  • 深層に迫る視座
  • 芸能と生活の実態
  • 賤視された職業の変遷

都市の盛り場を舞台に、遊女や役者といった「制外者」の存在が日本文化に与えた影響を探る本書は、悪・遊・色・賤というキーワードを通じて、歴史的な視点から「悪所」の成り立ちを論じています。著者は、これらの存在がどのように社会に取り込まれ、時に反権力の象徴として機能してきたのかを明らかにします。中世以前には神聖視されていた職業が、近世に入るにつれて蔑視されるようになった経緯も示され、文化の変遷を理解する手助けとなります。また、著者自身の体験や個人的な視点が挿入されることで、読者は歴史的背景に加え、より親近感を持って内容を楽しむことができます。しかし、具体的な事例が不足しているとの意見もあり、より深い理解を求める読者には物足りなさを感じる部分もあるようです。この本は、日本文化の深層に迫る一冊であり、興味深い視点を提供しています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2025/01/31

 原著2006(平成18)年刊。  永井荷風の東京・吉原等における遊郭を舞台とした作品になじみ始め、明治期末から昭和初期にかけてのその辺の世相に興味を持つようになったので、幾らか歴史学ないし民俗学的な知識も補強しておこうと考えて本書を買った。  冒頭の方は著者自身の体験を回想する...

 原著2006(平成18)年刊。  永井荷風の東京・吉原等における遊郭を舞台とした作品になじみ始め、明治期末から昭和初期にかけてのその辺の世相に興味を持つようになったので、幾らか歴史学ないし民俗学的な知識も補強しておこうと考えて本書を買った。  冒頭の方は著者自身の体験を回想するようなエッセイ調になっており、おや、と思ったが、途中からはちゃんと学問的になる。  本書ではおおまかに中世日本においては「性」にまつわる職業がさほど蔑視されるわけでもなく、あるいは逆に呪術的な象徴的存在として神話的価値体系の中で重んじられていたことを示す。それがいつしか近世にかけて蔑視され、その界隈は歌舞伎役者と共に「悪所」のラベルを貼られるようになる。  演劇に関していうと、「能」は元来宮廷の高雅なものとして江戸幕府においても保護されるが、庶民どものあいだに台頭した歌舞伎などは逆に低級なものと見なされる。  日本演劇の総体的歴史については何も知らないので、そのような両極化が怒った事情はよくわからない。ともかく、演劇の役者と、程度の差こそあれいわゆる「遊女」とのテリトリーとがひとつのイメージに包含され「悪所」と定義されたようである。  本書において不満なのは、『「悪所」の民俗誌』と言いながら、その「悪所」における実際の光景の事例が具体的には全然記述されていないことだ。結局、「悪所」の民俗誌に関して具体的に把握するには永井荷風などの文学書に当たるにしくはない、ということになる。  そんな不満を持ちながら読み終え、巻末を見ると、どうやらこれは当初「新書」として刊行されたようだと知る。  浅くおぼろげに語って決して深くまでは至らず、短時間で読めても全然記憶に残らない書物、それが新書だ。もう少し具体的な「民俗誌」が知りたかったのに、その点はやはり荷風でも読んだ方がマシなのだ。

Posted by ブクログ

2023/06/21

沖浦和光『「悪所」の民俗誌 色町・芝居町のトポロジー』ちくま文庫。 表紙の写真は扇情的であるのに対して、内容は日本文化の歴史にかなり深く斬り込んだノンフィクションであった。 著者は『悪所』の成立する条件として、賤と穢を挙げており、日本固有の被差別民の存在が鍵を握るようだ。 ...

沖浦和光『「悪所」の民俗誌 色町・芝居町のトポロジー』ちくま文庫。 表紙の写真は扇情的であるのに対して、内容は日本文化の歴史にかなり深く斬り込んだノンフィクションであった。 著者は『悪所』の成立する条件として、賤と穢を挙げており、日本固有の被差別民の存在が鍵を握るようだ。 遊女、悪党、芸能者といった制外者が生活の場とした『悪所』。そこには遊、色、悪という、人びとを惹き付ける魅力がある。 本体価格900円 ★★★

Posted by ブクログ

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