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マルタ騎士団 知られざる領土なき独立国
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2023/06/08 |
JAN | 9784120056598 |
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緒言 救貧と信仰の守護者 歴史序章 十字軍(ヨーロッパ・1095‐1099) 歴史第1章 誕生(聖都エルサレム・1099‐1149) 叙説1 騎士と騎士道、そして騎士団 歴史第2章 防衛(シリア・パレスチナ地方・1150‐1291) 歴史第3章 海へ(キプロス島・1291‐130...
緒言 救貧と信仰の守護者 歴史序章 十字軍(ヨーロッパ・1095‐1099) 歴史第1章 誕生(聖都エルサレム・1099‐1149) 叙説1 騎士と騎士道、そして騎士団 歴史第2章 防衛(シリア・パレスチナ地方・1150‐1291) 歴史第3章 海へ(キプロス島・1291‐1307) 歴史第4章 覇者(ロードス島・1307‐1452) 歴史第5章 勝利(ロードス島・1453‐1520) 叙説2 マルタ騎士の戒律、そして一生 歴史第6章 死闘(ロードス島・1520‐1522) 歴史第7章 家(マルタ島・1523‐1564) 歴史第8章 大包囲(マルタ島・1564‐1565) 歴史第9章 守護者(マルタ島・1565‐1675) 叙説3 マルタ騎士団総長列伝 歴史第10章 衰退(マルタ島・1675‐1798) 歴史第11章 漂流(ヨーロッパ・1798‐1834) 歴史第12章 再起(ローマ・1834‐2012) 歴史終章 現代(全世界・2013‐) 叙説4 「領土なき国家」としてのマルタ騎士団 後記 騎士から見たマルタ騎士団
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ある時は賞賛されまたある時は追放を余儀なくされたマルタ騎士団。島を守るため懸命に戦ってきた騎士団であったが島民にあらぬ余罪をかけられたり国に見放されたりして窮地に落ちていった。 敵味方関係なく慈悲を注ぐ福者ジェラール、時代が違えば名君となれたであろうピント、砲撃に遭い全身傷だらけ...
ある時は賞賛されまたある時は追放を余儀なくされたマルタ騎士団。島を守るため懸命に戦ってきた騎士団であったが島民にあらぬ余罪をかけられたり国に見放されたりして窮地に落ちていった。 敵味方関係なく慈悲を注ぐ福者ジェラール、時代が違えば名君となれたであろうピント、砲撃に遭い全身傷だらけとなっても総長自ら戦に立ち向かうヴァレット…どの時代の騎士団においても島の存続、キリストの勝利のため粉骨砕身になって戦う姿は変わらない。現代では人道支援を主な活動としている。 レーエンデ国物語を彷彿とされる場面もあってより一層楽しめた。 下記は本文引用 p171 イスラム教徒を相手に二五〇年間もの間守護され続けてきた、この栄光ある島は、僅か三六時間で陥ちた。 P172 騎士団総長は、三度その家を失った喪失感を胸中に、無気力な眼でかつて自らの海であった地中海を睥睨しつつ本土へと漂流した。 Wikipediaより引用 かいこう 【邂逅】 《名・ス自》 思いがけなく会うこと。めぐりあい。 「三十年ぶりの―」 こうし 【嚆矢】 物事のはじめ。 ふぐ-たいてん【不倶戴天】 同じ天の下には一緒にはいない、同じ天の下には生かしておかない意で、それほど恨みや憎しみの深いこと
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マルタ島から追い出されるなど紆余曲折の歴史の中でも人道支援という騎士団のスピリットが貫かれていてかっこいい。騎士団に入るには申込みなどできず、洗礼を受けたカトリック教徒かつ著者のように功績から声かけされ1年くらい内部審査されてようやく入団を認められるそうです。
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