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プーチンの10年戦争
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プーチンの10年戦争

池上彰(著者), 佐藤優(著者)

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プーチンの10年戦争

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京堂出版
発売年月日 2023/05/25
JAN 9784490210828

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4.5

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2025/01/01

読み始めた時は、鬼ヶ島の子守唄を思い出した。 「お母さん怖いよ、桃太郎が来るよ」 昔話の英雄も見方を変えれば侵略者。 読み進める内にそんな単純な話じゃないって事は理解したけど。侵略行為、軍事行為は決して許される事ではないけれど、ロシアにも言い分はある、アメリカを筆頭とする西側...

読み始めた時は、鬼ヶ島の子守唄を思い出した。 「お母さん怖いよ、桃太郎が来るよ」 昔話の英雄も見方を変えれば侵略者。 読み進める内にそんな単純な話じゃないって事は理解したけど。侵略行為、軍事行為は決して許される事ではないけれど、ロシアにも言い分はある、アメリカを筆頭とする西側諸国の振舞いに配慮が足りない部分はあった、何よりコミュニケーションが成立していない、そんな事は理解したと思う。 公式ホームページに原文が掲載されているから誰でも当たれる、って言うけど、読むのも理解するのも大変。背景まで理解して解説してもらっても充分に理解出来る自信はない。報道してる側でチェックしてるもんだとばっかり思ってたけど、そうでもないのね。 「グローバリゼーション」と呼ばれるものは普遍的価値観ではなく、アメリカにとって都合がいいゲームのルールに過ぎない 西側にいてロシアやそれ以外の国の立場を理解しようとするのは、地球にいながら地動説を理解するのが難しかった中世の民衆と同じくらい難しいかもしれない、という事を肝に銘じつつ、せめてこういった良書に当たっていく努力は惜しまずにいようと思う。 関係ないがトルコ、という国にとても興味を持った。海難事故の救助活動をきっかけに親日感情を持って下さっているという彼の国は、外交の場でとても存在感があるイメージ。トルコの事も知りたくなった。

Posted by ブクログ

2024/03/14

ロシアによるウクライナへの侵攻は、国際法上はもちろん、許される事ではない。 しかしこの侵攻についてロシアからの視点で見た場合についての解説は、納得できる部分はある。 そして経済制裁を科されてても、ロシアが戦争を継続できる理由や、ウクライナの実態、そしてこの戦争の本質について、本書...

ロシアによるウクライナへの侵攻は、国際法上はもちろん、許される事ではない。 しかしこの侵攻についてロシアからの視点で見た場合についての解説は、納得できる部分はある。 そして経済制裁を科されてても、ロシアが戦争を継続できる理由や、ウクライナの実態、そしてこの戦争の本質について、本書を通して理解できたと同時に、この戦争に対しては暗い結果しか想像できない。 プーチンは凄い。 そして恐ろしい。

Posted by ブクログ

2024/01/06

ロシアに関することは佐藤優さんに聞くのが一番信用できると思っている。 ウクライナ戦争については、いろんな人が様々な意見を述べているが、佐藤優さんの意見はメディアでは聞かない。 最近ではマスコミがイスラエル戦争の報道に一斉にシフトしてしまい、ウクライナ情勢は報じられなくなっている。...

ロシアに関することは佐藤優さんに聞くのが一番信用できると思っている。 ウクライナ戦争については、いろんな人が様々な意見を述べているが、佐藤優さんの意見はメディアでは聞かない。 最近ではマスコミがイスラエル戦争の報道に一斉にシフトしてしまい、ウクライナ情勢は報じられなくなっている。 なぜウクライナ戦争が起こっているのか一度理解を深めようと思っていた。 ロシアとの関係については、日本では北方領土問題が永続的に未解決のままで進展はない。 中国と香港の関係はご存じのとおりだし、中国と台湾の関係はロシアとクリミア半島の関係に似ていると感じていた。 だが、本書を読んで、日本とロシアの北方領土問題、中国と台湾の関係は、ロシアとクリミア半島(ウクライナの南東部)の関係とは全く違うことがわかった。 これまで「ロシアの論理は危険」と決めつけ、「ロシアは悪」と何でも否定していた態度を一度改めて、ロシアに対する理解を深めることは大事だ。 プーチンだけでなくロシアの人達の思想を知らずに非難ばかりしていても解決に至らない。 これまでの歴史を見直すと、ウクライナにも相当の卑劣な行為があり、ロシアを怒らす原因を作っている。 プーチン・ロシアが一方的に悪く、ウクライナが可哀そうという(設定に固執した)日本のマスメディアの報道姿勢も問題だ。 日本の有識者のコメントや、報道内容に嘘も多いことがわかった。 西側諸国の都合や倫理観による、事実にもとづかない誤った情報が真実のように伝えられている。 本書を読む前は、現在ロシアが支配しているウクライナ領土を全て奪回せずに戦争終結はないと思っていた。 米独を中心とする西側諸国がもっと援助して、ウクライナからロシア兵を早く追い出せと思っていた。 しかし本書を読み終わった今は、早く終戦(停戦?)合意をするのが良いだろうという考えに変った。 とはいえ現実には、停戦に導く指導者は何処にもいない。 ロシアに停戦の提案をしたイスラエルが内戦をはじめちゃったし、人災以外の天災も多いし、地球はいい状態じゃないね。

Posted by ブクログ