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嘘つきのための辞書
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嘘つきのための辞書

エリー・ウィリアムズ(著者), 三辺律子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2023/05/29
JAN 9784309208800

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商品レビュー

2.7

11件のお客様レビュー

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2023/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

序文でまず読みづらさに驚き、本文が少し盛り上がってきたと思ったらすっと鎮火して何も残さずに終わった。『文体練習』のような言葉で遊ぶ作品は好きなのだが、この本については辞書という形式のせいなのか、どうにも趣味に合わなかった。あるいは単に、地の文で常に不調を訴え続ける主人公を初めとして登場人物にまるで魅力を感じなかったせいかもしれない。

Posted by ブクログ

2023/11/08

1世紀を隔て同じ出版社で働く2人の社員、ウィンスワースが辞書に紛れ込ませた造語(made-up words)を調査するマロリー。ウィンワースは存在しない新しい単語とその定義を創作し辞書に載せる。例えば、cassiculationは 「透き通った見えないクモの巣に突っこんでしまった...

1世紀を隔て同じ出版社で働く2人の社員、ウィンスワースが辞書に紛れ込ませた造語(made-up words)を調査するマロリー。ウィンワースは存在しない新しい単語とその定義を創作し辞書に載せる。例えば、cassiculationは 「透き通った見えないクモの巣に突っこんでしまったときの感覚」、prognostic (予知) とassumption (憶測)を組み合わせた prognostisumption は「遠くからちらりとようすを見たときに持つ確信」等々。 物語の至る所で「マウントウィーゼル」、「イタチ言葉(weasel words)」「カバン語(portmanteau word)」「Dord」などの言葉が飛び交い、辞書学の教室に迷い込んだような気持ちになる。専門的な会話の合間には、結婚を男女間からジェンダーレスの結びつきに再定義したことに怒る人物からの爆破予告電話や、マロリーとルームメイト、ピップとの関係や、ウィンワースの片想いのエピソードも織り込まれ物語を彩る。読了後に序文を読み返し作者の辞書への思いの深さを改めて知らされました。 “Love is often using words like maybe or most likely to soften a blow, or using words like like when really you mean indefinitely and using the word definitely to imply anything can ever be anything other than a suggestion or an impression.” 愛はしょっちゅう、「たぶん」とか「おそらく」とかいう言葉を使ってダメージを和らげようとする。それとか、本当なら曖昧なことを言うのに、「そうなりそう」って言ったり、暗示や印象でしかありえないものを「ぜったい大丈夫」って言ったりする。

Posted by ブクログ

2023/11/01

「嘘つきのための辞書」 奇妙な物語だ。 「マウントウィーゼル」というものがある。嘘の記載、嘘の記事の意味で、例えば地図に実際には存在しない通りや、地名が記載されている事があるという。なぜそんな事をするかと言えば、他者があたかも自分が描いたかの様にその地図を盗用した時にそのマウン...

「嘘つきのための辞書」 奇妙な物語だ。 「マウントウィーゼル」というものがある。嘘の記載、嘘の記事の意味で、例えば地図に実際には存在しない通りや、地名が記載されている事があるという。なぜそんな事をするかと言えば、他者があたかも自分が描いたかの様にその地図を盗用した時にそのマウントウィーゼルも使われていれば、出処がわかるという仕掛けだ。 スワンズビー新百科辞書は特に一番古くも、一番有名でもなく、1930年に初版が出版されて以来、再び世に出だ事がない未完の辞書で、この出版社のただ社長であり、現在のただ一人の編集者デイヴィッド・スワンズビーはこのスワンズビー新百科辞書の完成を目指しているが、電話番として雇われたインターンのマロリーのところには毎日のように辞書の内容についての脅迫電話がかかってくる。 一方で19世紀、スワンズビー社で辞書のSの項目を担当するウィンスワースは、わざと舌足らずな喋り方をしたためにそれが癖になってしまったという冴えない人物。しかし、同僚の帰還を祝うパーティーで出会った同僚の婚約者に一目惚れしてしまう。 スワンズビー新百科辞書に仕込まれたマウントウィーゼルはどれで、誰が、何のために紛れ込ませたのか? 一つの辞書を巡り、二つの時代の人物たちが交差する。 各章のタイトルがAからZで始まる単語で構成され、現代と19世紀の物語が交互に語られるという凝った構成。 登場人物も一癖も二癖もある人たちばかりで、面白そう!という印象を抱くのだが、残念ながらちょっと構成が先走って物語が弱い? もっと面白くできたのでは?とちょっと残念な作品。

Posted by ブクログ

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