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その昔、ハリウッドで
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その昔、ハリウッドで

クエンティン・タランティーノ(著者), 田口俊樹(訳者)

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その昔、ハリウッドで

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2023/05/26
JAN 9784163917030

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商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2024/03/18

1969年、ハリウッド。 俳優リック・ダルトンは人生の岐路に立っていた。 キャリアが下り坂の彼に大物エージェントがイタリア製作のウェスタン映画に出ないかという話を持ちかけてきたのだ。悩みを抱えながらTVドラマの撮影に出かけたリックが現場で出会ったのは…… リックの長年の相棒、クリ...

1969年、ハリウッド。 俳優リック・ダルトンは人生の岐路に立っていた。 キャリアが下り坂の彼に大物エージェントがイタリア製作のウェスタン映画に出ないかという話を持ちかけてきたのだ。悩みを抱えながらTVドラマの撮影に出かけたリックが現場で出会ったのは…… リックの長年の相棒、クリフは謎の多い男だった。 妻を殺したが罪を逃れ、戦争中には大勢殺したと豪語する男。 今日もリックの車でハリウッドを流していたクリフはヒッピー娘を拾い、彼女らがチャーリー・マンソンなる男と暮らす牧場へと向かう…… 女優シャロン・テートは気鋭の映画監督ポランスキーと結婚し、リックの隣に住みはじめたところだった。 折しも自分の出演作〈サイレンサー/破壊部隊〉が劇場でかかっているのを目にした彼女は、うきうきとチケット売り場の女の子に声をかけ…… アカデミー賞2部門受賞、ゴールデングローブ賞3部門受賞した 〈ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド〉をタランティーノ自ら小説化! 映画にはない場面、映画にはない物語、映画とは異なる結末―― 本書はノベライズではない。同じ種子から誕生したもうひとつの物語、堂々たる一編の長編小説なのである。オフビートな小説を愛し、自身の映像言語としてきた巨匠がみせるグルーヴィな語りの才能に瞠目せよ! マックイーンに匹敵する才能を持ちながら、酒や運の悪さで落ち目にいるリック・ダルトンの苦悩、戦争などで血に染まっている過去を持つクリフ・ブースの暴力性や社会的に不適合さのエグさ、チャーリー・マンソンの売れないミュージシャン時代の過去、クリフ・ブースとブルース・リーのバトルの理由、リック・ダルトンとリック・ブースのヨーロッパ滞在中のエピソードなど、映画では描かれていないエピソードが満載な小説版。

Posted by ブクログ

2024/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画に詳しくないし、タランティーノ作品は2作品しか見ていない。本書のタイトルはタランティーノが撮った映画のものであると知ってはいても、映画は見ていない。 そんなんでなんで読んだのかといえば、『キル・ビル』で勘違いだったかなと思わせられたにせよ、『パルプ・フィクション』の衝撃が鮮烈であったからだ。あの衝撃を再びと願ったからだ。 それは叶った。 物語の結末あるいは本書の完成度を見定めるためには『対決ランサー牧場』を見なくてはならない。本作品が結末において焦点をあてているシーンだけは、すくなくとも。 それを知らぬゆえに満点を与えられないが、『パルプ・フィクション』で覚えた「らしさ」が満載で、とてもよかった。

Posted by ブクログ

2024/01/14

読み終わるとすぐ映画を見直したくなる。 そもそも映画が面白かったので、どんなノベライズかと思ったら、映画の要素がパッチワークになっていて、登場人物たちの背景などが明らかにされており、中にはかなり驚きの設定もあり、しかし頭の中で映画を思い返してみると得心がいったりもするというあたり...

読み終わるとすぐ映画を見直したくなる。 そもそも映画が面白かったので、どんなノベライズかと思ったら、映画の要素がパッチワークになっていて、登場人物たちの背景などが明らかにされており、中にはかなり驚きの設定もあり、しかし頭の中で映画を思い返してみると得心がいったりもするというあたり、タランティーノに振り回されてうれしい。 日本人、というか、私のような一般的映画ファンでは知らない実と虚がないまぜになっていて、アメリカ人が読んだらもっと刺激的なんだろうと思う。それは映画を見た時に思ったことでもあるが。

Posted by ブクログ

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