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エルサレムの歴史と文化 3つの宗教の聖地をめぐる 中公新書2753
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2023/05/24 |
JAN | 9784121027535 |
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エルサレムの歴史と文化
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キリスト教にかなりの頁数を割かれているが、ユダヤ教、イスラム教とともに、エルサレムがたどってきた歴史を解説。旧約時代のユダヤの族長、アブラハムの話から始まり、ダビデとソロモンの黄金時代、バビロン捕囚、そしてローマ軍に占領されて、本格的なディアスポラが始まる。ペルシア、ビザンティン...
キリスト教にかなりの頁数を割かれているが、ユダヤ教、イスラム教とともに、エルサレムがたどってきた歴史を解説。旧約時代のユダヤの族長、アブラハムの話から始まり、ダビデとソロモンの黄金時代、バビロン捕囚、そしてローマ軍に占領されて、本格的なディアスポラが始まる。ペルシア、ビザンティン、オスマン帝国とさまざまな国や政治体制の下に置かれたエルサレム。 個人的に全く知らなくて面白かった話は、聖アンナ教会のエピソード。フランス国王はオスマン帝国から聖墳墓教会などの聖地管理権を認められていたが、王政が倒れて管理権を失い、その後ナポレオンが戦って、聖アンナ教会の管理権がナポレオン三世に渡されたという。2020年、マクロンがエルサレム訪問した際、聖アンナ教会の警備にあたっていたイスラエル兵の退去を求めたのだそうだ。(フランスの管理権下だから)。複数の宗教、多くの人びとが様々な方法で”聖地”を大切にしていて、聖地の奪い合いをしているわけだが、聖地巡礼こそしても、奪い合いとは距離を置いていると思っていた現代のフランスにも、こんな側面があったのだと思うと軽い衝撃を受けた。 十字軍は侵略のための軍隊ではなく、武装した巡礼だという”彼ら”側の解釈も興味深い。 全体として個々の聖地を巡る説明が厚い。本のタイトルと若干ずれているような気もする反面、エルサレムの歴史と文化を語ろうとすると、聖地を3宗教から語らざるを得ないということなのだろうとも思う。呼び方は異なれど、唯一神を信じ、同じ預言者の言葉を解釈する「聖典の民」が、終わらない争いを繰り広げている。エルサレムという場所自体が、ユダヤの民、バビロン捕囚、ローマ、ペルシャ、ビザンティン、オスマン、イギリス、そして現代のユダヤ・イスラエルとさまざまな人々によって支配され、十字軍や巡礼者のためのホスピス、騎士団など多くの訪問や”侵害”を受けてきていて、”解決“というよりも妥協や譲り合いでしか共存はできない土地なのだと改めて思った。
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エルサレムの歴史と文化というタイトルだけど、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の各宗教ごとにエルサレムの聖跡(教会や聖典の場面の遺構など)を紹介しているだけで、ちょっとしたマップのない中途半端なガイドブックみたいになっている。キリスト教に関することが半分以上を占めており、その他は少...
エルサレムの歴史と文化というタイトルだけど、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の各宗教ごとにエルサレムの聖跡(教会や聖典の場面の遺構など)を紹介しているだけで、ちょっとしたマップのない中途半端なガイドブックみたいになっている。キリスト教に関することが半分以上を占めており、その他は少なめ。内容的にも、〜だろう、とか想像で書いてるふうで、歴史と文化の参考になるのかわからない。
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スポット毎に歴史をまとめていくので読みにくく、冗長に感じた。聖墳墓教会の使用権をギリシア正教会とフランシスコ会に抑えられて不満のあるプロテスタント諸派がゴルゴタの丘探し始めたというのは面白かった。
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