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ロシアの眼から見た日本 国防の条件を問いなおす NHK出版新書699
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2023/05/10 |
JAN | 9784140886991 |
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ロシアの眼から見た日本
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
令和6年GWの部屋の清掃で発掘された本で、読みかけになっていたものです。読みたい本が多くあり、今後もこの本を読み切る時間が取れないと思われます。 尚、評価は「★」となっていますが、私の中で読了できなかったものをこの分類にしており、内容が悪かったわけではありません。 読み終わっ...
令和6年GWの部屋の清掃で発掘された本で、読みかけになっていたものです。読みたい本が多くあり、今後もこの本を読み切る時間が取れないと思われます。 尚、評価は「★」となっていますが、私の中で読了できなかったものをこの分類にしており、内容が悪かったわけではありません。 読み終わった場所までに、気になったポイントを記しておきます。 ・ロシア人には日本に対する二つの相反する見方があることがわかる、1つは独自の文化を育んだ尊敬すべき国としての日本のイメージ、この日本はサムライ精神を濃厚に持ち、アメリカと戦って負けた。もう一つは、第二次世界大戦の敗戦としての日本を象徴するイメージ、この日本はアメリカの衛星国となってアメリカ帝国主義の片棒を担いでいるというもの(p18) ・現代のロシアは、日本をアメリカとの関係を通して見ている、なので日本人が肝に銘じるべきは、国際政治の世界においては、誰もありのままの姿を見てくれないのだという事実(p19) ・約束というものは、約束を与えた人の変わらない間だけしか有効でない、約束を破る力を持つ者は、利益より損害が多くなると判断すれば自己の裁量に従って、自然権(自然力)に従ってこれを破棄する(p53) ・ウクライナのNATO加盟が実現されれば、ウクライナは対露包囲網の前哨基地となり、ロシアはNATO、つまり米国に対してより弱い立場に置かれるだろう。それよりは、一刻も早い段階でのウクライナの立場を変更させるために実力を行使した方が良いとロシアは判断した(p63) ・樺太・千島交換条約は、今日の観点から見れば、千島列島を抑えることで、ロシアを北西太平洋から切り離すという戦略上の意義ば強調されることがある(p88) 未読了 2024年5月1日作成
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ロシアから見た日本は、アメリカの「衛星国」としてしか見られておらず、交渉相手ともみられない冷徹なまなざしがあるのが現実。アジア諸国からは本来期待されている(た)はずが、その期待がしぼんでいるかも知れない。 「シアター」として、日本の周りには北朝鮮、北方領土、尖閣地方、台湾等、リ...
ロシアから見た日本は、アメリカの「衛星国」としてしか見られておらず、交渉相手ともみられない冷徹なまなざしがあるのが現実。アジア諸国からは本来期待されている(た)はずが、その期待がしぼんでいるかも知れない。 「シアター」として、日本の周りには北朝鮮、北方領土、尖閣地方、台湾等、リスクに囲まれており、いつ何が起こってもおかしくない。長い目で見れば、平和は戦争と戦争の間のつかの間の平和であり、大国間やアクターたちの微妙な均衡で成り立っているに過ぎない。 このような状況で、衛星国である日本はいかにふるまうべきか。正面から切り込んだ良著と言える。著者はこの本を書くために外交官を辞めたのか?と思わせるほど、持論、正論をしっかりと示して、国民が正しい危機感を持つことと外交の重要性を示していると思う。 特に後半の、日本を守る観点からの論説は、その複雑性、重要性、現実性から大変勉強になった。外交とは大変幅広い要素からなる芸術品のようなもので、単に国力や戦力をカバーして行うだけのものではないようだ。人類の英知とも言える複雑な思考とセンスが求められる。 北京で読んだことも、より現実感を感じる一因だったかも知れない。また、いまやっている仕事に厚みや意義を与えてくれる一冊でもあった。出会いに感謝。
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本書は外交官の立場から、国際政治や外交を感情を入れずに実利で冷静に判断し、徹底したリアリズムで国際社会が書かれている。 ウクライナ侵攻について、感情的にはロシアの蛮行は許せないが、一方的に我々の価値観で断じられるものでもなく、国家の関係を我々の価値観のみで考えるから間違ってい...
本書は外交官の立場から、国際政治や外交を感情を入れずに実利で冷静に判断し、徹底したリアリズムで国際社会が書かれている。 ウクライナ侵攻について、感情的にはロシアの蛮行は許せないが、一方的に我々の価値観で断じられるものでもなく、国家の関係を我々の価値観のみで考えるから間違っていると理解できた。 日本はロシアを経済的に弱小国と捉え格下に見ているが、ロシアは戦後日本を非主権国家として一人前には見ていない。これについて、戦前からの日露関係を紐解いて合理的に論じられており、納得できた。 戦前について自虐史観の反動なのか、最近は日本はアジア独立の盟主として振る舞ったとの史観に注目が集まっているように思う。どちらの主観も一面では真実であるかもしれないが、ロシアという明治維新以来の仮想敵国の目から日本を見ることで、日本の戦前の立ち振る舞いや現代ロシアの世界観、善悪で論じられない国際社会のリアルを見られる一冊であった。
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