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何のためのテスト? 評価で変わる学校と学び
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ナカニシヤ出版 |
発売年月日 | 2023/03/03 |
JAN | 9784779517044 |
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何のためのテスト?
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
テストに代わる評価方法を紹介し、授業はもちろんのこと、学校評価の在り方や学校経営にまで迫る提言がしてある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルからもわかるようにまず成績評価、テストによるアセスメントの存在意義を問うている。 自分も共感することが多く、まさにその通りだと思う。学校は工場でいいのか?そこから学校とは?教育とは?考えさせられた。 そこで、提案されている関係に基づく評価、具体的には結果ではなくプロセスに注目する。定期的な省察による評価。そしてそれを支える教師、学校、保護者、地域の関係性。それが成り立てば教育はより良いものになるだろうなと思った。一方で、じゃあどうするか?効率的にはできない。現実的ではないと思えてしまう。 だが、現実的でないからやらないかと言えばそうではない。実際、業者のテストやってる時点でもう完全には無理で、日々の業務的にも厳しいものがある。けど、教師のマインドとして、プロセスを大事にするってのはとても大切である。 コスパ、タイパと言われる中、本当に価値があるのはプロセス。こないだ学級会でさんざん話し合って、ほぼケンカ状態なったけど、最終的に1番最初の案に落ち着いたということがあった。一見無駄に思えるけど、やっぱりプロセスがないと落ち着きはしなかった。そんな中で教師としても待てたことを評価したいし、子どもたち自身も振り返って学べるようになってくれるといいな。エバリュエーション。 生成AIとか言ってるけど、人間ってやっぱり関係の中で生きてるから、人が人を育てるんだなと実感した。まだまだこの本、全てを理解できてはいないので、いつかまた読み返したい。
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原題を直訳すると「テストの暴政を超えて: 教育における関係的な評価」となる。日本語タイトルは、テスト関連する問題を提起する方に力が入っているが、本書はそれを踏まえつつ、どういうことが可能なのかということにフォーカスがある。 内容としては、人を一方的に評価するのではなく、関係性を...
原題を直訳すると「テストの暴政を超えて: 教育における関係的な評価」となる。日本語タイトルは、テスト関連する問題を提起する方に力が入っているが、本書はそれを踏まえつつ、どういうことが可能なのかということにフォーカスがある。 内容としては、人を一方的に評価するのではなく、関係性を重視して、お互いを尊重し合うなかで、学びのプロセスを促進するための評価のあり方について、具体的に提言してある。 とはいっても学校における評価は、今の教育システム全体の中に埋め込まれているものだし、さらにいうと教育システムも現代の資本主義社会の中にうめこられているもので、なかなか評価だけを変更するということは難しい気がする。 と思いつつ、読み進めるとだんだん教育全体の話しになり、今の社会全体の話しに展開していく、なるほど感はあった。 書き方としては、その辺りを俯瞰できるようなものが最初の方で書いてあれば、全体像を押さえながら個別の議論を理解できるのではないかと思った。 全体として人間中心の世界観で、お互いに学び合うという姿勢はとても大事だが、やはり専門的な知識や技能を必要とする職業や学問分野はあるわけで、基礎的なところはちゃんと学んでいただかないといけないところもある。 そのあたりどうするんだろう?という疑問は残るが、いきなり全てが変わるわけでもないのだから、それぞれの現場で可能なところからスタートするということかな?何らかの具体的な知識、技能の習得を進める分野でも、学ぶ人の主体性、興味関心を大切にする姿勢は大事となるだろう。 大きく考えれば、今後、AIの進歩でかなりの部分、知的な作業は補われるであろうから、具体的な知識よりも、考え方の方により力を入れるのが大事だろうし。さらには、どんな知識が役に立つのかわからない世の中になるわけだから、人や知識の多様性が増加することは良いことなんだろうと。。。 とここまで考えて、やっぱ現実を見ると、・・・となるが。
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