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サーカスの子
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/03/30 |
JAN | 9784065309667 |
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商品レビュー
3.6
14件のお客様レビュー
サーカスの中で子どもが育つということは、ある意味幸せなことでもあるし、ある意味、今の日本社会では限界があるとも言えると感じた。 肉親以外の多くの人に関わってもらえるということは、昔の日本社会をほうふつとさせ、社会や地域全体で子どもを育てていく、子どもにとってはのびのびと育つことの...
サーカスの中で子どもが育つということは、ある意味幸せなことでもあるし、ある意味、今の日本社会では限界があるとも言えると感じた。 肉親以外の多くの人に関わってもらえるということは、昔の日本社会をほうふつとさせ、社会や地域全体で子どもを育てていく、子どもにとってはのびのびと育つことのできるいい面がある。しかし、サーカスで2ヶ月ごとの引っ越し生活をしていると日本では子どもが転校を繰り返すことになってしまう。以前、テレビでみたサーカス団員を家族にもつ子どものドキュメントでは、けっこう子どももその状況を楽しんでいるように見えたけれど、やはり友達ができてもすぐにお別れしなくてはいけないというのはつらいのだろうなあ。子どもが学校に通って勉強をするというのは、本当にそこまで必要なことなのかなあなんて考えてしまった。 一方で、サーカスの来る者拒まず去る者追わずの精神は、色々な背景を抱えている人にすごく優しいのだと感じた。サーカス団に入ってしまえば、みんな家族というチーム意識がすごく居心地いいのだろう。そういう場所って必要だなあと思う。自分がそのままでいられる場所。ちょっと憧れる。
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面白かったです!お母さんのことは知っていたけど、息子さんから見るとこんな感じだったのね。知り合いの知り合いが出てきてびっくり!
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著者がキグレサーカスで過ごした時のことを書いた本かと思っていたが、その部分はメインではなかった。彼がいたのは小学校入学前の一年間だけ。母の久田恵さんが本を出しているので、実家に資料もあっただろうが、それを掘り起こすのではなく、当時サーカスで働いていた人々と連絡を取って話を聞くとい...
著者がキグレサーカスで過ごした時のことを書いた本かと思っていたが、その部分はメインではなかった。彼がいたのは小学校入学前の一年間だけ。母の久田恵さんが本を出しているので、実家に資料もあっただろうが、それを掘り起こすのではなく、当時サーカスで働いていた人々と連絡を取って話を聞くというスタイルだった。 子どもには見えていなかったところを彼らの証言が伝えてくれるし、サーカス興行の栄枯盛衰も見えてくる。 大衆演劇もそうだろうが、サーカスで育つ子どもは、あちこちで公演するため、学校を何度も転校する。ある芸人は小中学校で160回も転校したと言う。 この本に出てくる元芸人たちは、子どもが小学校入学の時にサーカスをやめるか、子どもを実家に預けている。 子どもはそれぞれなんとか成長したが、サーカスの芸人は親もサーカスの芸人で生まれも育ちもサーカスのテントという人が多かったため、やめてもなかなか実社会に馴染むことができず、ほとんどの人が離婚しているし、孤独死する人(主に男性)も多い。 テントを一から組み立てて、華やかな非日常を演じ、テントを解体し別の土地に移るという生活をしていると、非日常が日常になってしまう。 サーカスのメンバーは助け合い、苦楽を共にする家族のようなもので、居心地も大変いい。興行成績が良かった頃は、衣食住が保証された上で給料が出るのだから、羽振りも良かった。 しかし、実社会に出てしまうと、芸人としては素晴らしくても、それ以外の稼ぎ方を知らないし、学歴もない。同じ土地で暮らすことにそもそも慣れない。生活は苦しい。 サーカスの芸自体、やりがいはあるが、綱渡りや空中ブランコなど、失敗すれば命に関わる。(保険とかあったんだろうか?) 今の目から見れば、いろんな点で無理があり、日本にサーカス団体が少なくなってしまったのは仕方ないと思える。 しかし、その鮮やかさ華やかさ、芸のハラハラドキドキ、終わったときの満足感と切なさは、サーカスにしかない。 サーカスに対する愛惜の情が伝わる本だった。
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