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3.11 大津波の対策を邪魔した男たち
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青志社 |
発売年月日 | 2023/03/24 |
JAN | 9784865901542 |
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3.11 大津波の対策を邪魔した男たち
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
3.11の東日本大震災で福島の原発に13mを超える津波が押し寄せるという専門家の意見を書いた政府の津波評価技術を発表直前に内容を変えたり抑えたという日本政府と東京電力(電力会社各社)の圧力や裏でうごめいたその力を当事者である島崎邦彦氏が包み隠さずこの本で暴露している。 もし3.11以前にこの津波評価技術が世に出ていたら3.11で亡くなった人々が相当数助かっていたのではないかと思われる。 政府側や電力側に立って編纂やその事実を打ち消す報告書を書いた人々や、その手助けをした東電の人間も本来なら裁かれるべきだと思う。 読み終わってやるせない気持ちになった。 この本を書いて世に問った島崎氏に敬意を表します。
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2002年の夏に政府の地震調査研究推進本部(地震本部)が「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価について」(「長期評価」)を発表。地震本部の長期評価部会長を務めていた著者が、「長期評価」という警告に基づいて、正しく対策されなかったことが、2011年の東日本大震災による地震と...
2002年の夏に政府の地震調査研究推進本部(地震本部)が「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価について」(「長期評価」)を発表。地震本部の長期評価部会長を務めていた著者が、「長期評価」という警告に基づいて、正しく対策されなかったことが、2011年の東日本大震災による地震と津波による犠牲者を増やし、福島第一原発の事故の原因になったと主張する一冊。 東電を始めとした電力会社と、地震本部を管轄する文科省は、「長期評価」の信頼性に疑問を投げかけたり、専門家に調査を依頼して対策が要らないとするために別の予測を提出しようとしたり。そのような動きを裏付ける事実が、いくつも明らかにされているが、この本の中では、根拠のない断定、推測が多いのが残念。言いたいことは理解できるし、不正は糾弾されるべきだが、詰めが甘いと印象が悪い。 原子力ムラがあるとして、何を守りたいのか?地震で被害が出て、結果的に福島第一原発は運転が継続できなくなり、原子力ムラが望む結果にならなかった訳で、何を目指していたのか?当時の担当者が、対策費を出さず、何もせず、やり過ごせれば良しということだったのか?この辺りの説明はなく、理解できなかった。結局、ムラの中の人の証言は、裁判の記録くらいしかなく、著者はヒアリングしていないので、ここも弱いところ。
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想定外の大津波は想定内のものだった。 2002年から繰り返し警告してきた著者の言葉は何者かによって歪められていく。 原子力ムラという魑魅魍魎の住む世界の住人たちが、おのれの得のために警告を握りつぶしていく。 誰かだけではない、多くの官僚や技術者や研究者たちによって。 島崎教授のこ...
想定外の大津波は想定内のものだった。 2002年から繰り返し警告してきた著者の言葉は何者かによって歪められていく。 原子力ムラという魑魅魍魎の住む世界の住人たちが、おのれの得のために警告を握りつぶしていく。 誰かだけではない、多くの官僚や技術者や研究者たちによって。 島崎教授のこの書は今後の日本の安全を守っていけるだろうか? またもやどこかでうやむやにされないためにも、多くの人に読んで欲しいと思う。
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