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モーツァルトは生きるちから 藤田真央の世界
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスミュージックメディア部 |
発売年月日 | 2023/04/10 |
JAN | 9784636107647 |
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
藤田真央ファンとしてはガッカリな内容。 彼の少し詳しい略歴といった感じの本。出たコンクールの概要、音楽祭の様子、その周囲の先生やアーティストの紹介が多く、そういうものとして読めばいいかもしれないが、藤田真央のインタビューではないと思う。(少しはインタビュー部分はあるけどね)
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藤田真央とモーツァルトを並べて署名に持ってくるなんて、とりあえず読んでみないわけにはいかないじゃないか!ということで読了。しかし表題の「モーツァルトは生きる力」というのは実はメナヘム・プレスラーの名言だそうで、藤田真央の言葉ですらなかったので初手からがっかりだった。 この本はよく...
藤田真央とモーツァルトを並べて署名に持ってくるなんて、とりあえず読んでみないわけにはいかないじゃないか!ということで読了。しかし表題の「モーツァルトは生きる力」というのは実はメナヘム・プレスラーの名言だそうで、藤田真央の言葉ですらなかったので初手からがっかりだった。 この本はよくロングインタビューと紹介されているのだが、インタビュー部分は少なめで思い出したように鍵カッコのついたコメントとして登場する程度である。では時系列に沿って話が整理されているのかと思えばそうでもなく、チャイコフスキーコンクールの話をしていたかと思えばその審査員の全然関係ない過去のエピソードが結構な分量で挟まってきたりして読みにくいことこの上ない。おそらく、過去に筆者が行ったインタビューから関係ある人のものを掘り出して再利用しているのだろうが、もしかしてその部分も含めての「ロングインタビュー」なのであろうか。 また、最後に「共演者からのエール」という章があったが、人選が??? 私自身は藤田真央以外に特に興味はないんだけど、一般的なクラシック愛好者にはウケるラインナップなんだろうか? 世界で共演している国際的な演奏家を期待するのが間違っているのかもしれないが…… と否定的なことばかり書いたが、なんといっても生い立ちから現在までをまとめて詳しく紹介しているし、モーツァルトのソナタ各曲についての藤田真央自身のコメントなど、面白い部分もたくさんある。特に、この本を読むのと前後してNHKで放送されたルツェルン音楽祭でのシャイー指揮によるラフ2を聞いて感動したところだったので、その部分に関するコメントはとても興味深く読むことができた。 そもそも、藤田真央のピアノを聞いたことがある人なら、筆者が感じた幸福感とかは共感できるだろうし、筆者が彼を応援している気持ちは非常に伝わってくる。ただ、どうも構成がインタビュー集に期待するようなものでないため読みづらいと感じる部分が多く、読み返すかは微妙。なにしろまだ若くて現在進行形のピアニストであるから、もっと本格的な評伝がそのうち出るであろうと期待する。
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藤田真央さんの経歴に共演した音楽家のそれぞれのエピソードも交じるのでやや読みづらく、あたかも『推し語り』のようだが、この若い音楽家が各国で認められ惜しみない賛辞を贈られていることはわかる。 最後の方に牛田智大さんからの言葉も掲載されているが(藤田さんと交流があるのも意外!)、本...
藤田真央さんの経歴に共演した音楽家のそれぞれのエピソードも交じるのでやや読みづらく、あたかも『推し語り』のようだが、この若い音楽家が各国で認められ惜しみない賛辞を贈られていることはわかる。 最後の方に牛田智大さんからの言葉も掲載されているが(藤田さんと交流があるのも意外!)、本当に短い文章の中で同じ注目され続けるピアニストならではの洞察力が垣間見えて興味深かった。
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