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なごり雪 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/04/24 |
JAN | 9784041136614 |
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
なんだか半世紀前の少女漫画を読んでいるようだった。 二人の純愛を描くために重いテーマを当てたのだと思うが、俄然、古都の人物像が社会人として到底受け入れられない描かれ方をされているせいで、本来もっと考えさせられるテーマのはずが薄っぺらいものになってしまい、台無し。 もったいない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新堂冬樹氏の作品を読むのは、「忘れ雪」、「漂流恋愛」に次いで3作品目。 前2作とも主人公が亡くなってしまって、遺された人たちはそれでも生きていく展開だったので、今作もそうなのかと思ってた。はっきりと死を匂わせていたし。 ・途中重たい描写もあるけど、古都視点で進む展開は少女マンガに近い。最初から感動必至で売り出す映画みたいだった。 ・物語当初の古都の言動は、何事にも真正面からぶつかるといえば聞こえはいいけど、社会人基礎力ゼロどころかマイナス。こういう子を表に出したら、絶対に会社の信用を失う。絶対にアカンやつ。 ・プロローグは海人視点だったのに、本編〜エピローグは古都視点のみ。海人、妹の桜の苦悩も描いて欲しかったかも。 悪くはないけど、物足りなかった。
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