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鉞ばばあと孫娘貸金始末 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2023/04/20 |
JAN | 9784087445152 |
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鉞ばばあと孫娘貸金始末
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
孤児となった孫娘お鈴と引き取った鉞ばばあこと絹。また絹の弟で岡っ引きの倉蔵も一緒に鈴が持ち込んでくるやっかいごとを解決していく連作短編3篇。優しくて人情味溢れるお鈴と世間ではごうつくババアと思われている絹とのやりとりも楽しい。
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お金を貸すのも借りるのも命懸けということから、鉞を担いで江戸でお金を貸す祖母お絹と両親を火事で亡くして引き取られた孫娘のお鈴が身の回りで起きた事件に巻き込まれたり解決したりするお話です。 ページ数が文庫サイズで250ページと短めで、内容も決して悪いとは思わない。むしろ江戸で...
お金を貸すのも借りるのも命懸けということから、鉞を担いで江戸でお金を貸す祖母お絹と両親を火事で亡くして引き取られた孫娘のお鈴が身の回りで起きた事件に巻き込まれたり解決したりするお話です。 ページ数が文庫サイズで250ページと短めで、内容も決して悪いとは思わない。むしろ江戸で起きた自分に関係のない事件にお節介にも首をつっこんでいくスタイルで、お金にきっちりしているお絹さんのどこか人情のある感じ、割と好きだなと思うんですが、正直なことを言うと何か読後に物足りなさが残りました。 私の中で、1つ思うところがあるのは、おそらくこれは作者が意図しているところなのかはわかりませんが、「江戸の日常感」を出ていて、その雰囲気は良いものの、どこか盛り上がりに欠けていて、これを物足りないと感じてしまったのかなと思いました。 ワインで言うところの私はカヴェルネソーヴィニヨンとかオーソドクッスで、飲みやすくしっかり味わえる品種のものを好むように、本作品はピノノワールみたいな味わいの作品なのかなと。 要するに、今の私には合わなかったという感じですかね。 ただ、お金にきっちりしている鉞ばばあことお絹さんですが、本人に言うとツンデレばりに怒られそうですが、本当は人情味のある人で、知り合いのためならばお金にならないことでも動いてくれることもあるし、面倒見は凄く良い人で、好きになれるキャラクターだなと思いましたし、お鈴もどこか抜けたところがありつつも、助手役になりきって江戸でいうところの探偵みたいなことをしたりする娘で、この2人の関係はなかなか面白いと思いました。 また、私があまり歴史もので特に江戸の街を舞台にした町人の日常を舞台にした話を読まないこともあるのかもしれませんが、頭に広がる世界は今までで見たことのない景色や感じたことのないものでした。 たとえば、江戸時代の夜9時頃なんか、今みたいにネオンや明かりで明るくないし、むしろ真っ暗だろうし、そんな時間に飲み屋から家に帰ってくるのとか、周りに人いないし怖かったやろうなと思いました。 そういう、ちょっとした江戸の街を感じられる描写などを感じられる作品なので、続刊があるならもう1回読んでみたいなとは思いました。
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千野隆司の新シリーズの開幕。 主人公は、鉈を手に、強面の金貸の祖母、お絹。 お絹の一人娘は駆け落ちしたが、幼い娘を残し二人とも死んでしまう。 その幼児がお鈴。 お鈴は、独り立ちしたくて看板や絵を描いて少しづつお金を稼いでいる。 この二人を中心に、人助けや犯人探しなど、市中の暮...
千野隆司の新シリーズの開幕。 主人公は、鉈を手に、強面の金貸の祖母、お絹。 お絹の一人娘は駆け落ちしたが、幼い娘を残し二人とも死んでしまう。 その幼児がお鈴。 お鈴は、独り立ちしたくて看板や絵を描いて少しづつお金を稼いでいる。 この二人を中心に、人助けや犯人探しなど、市中の暮らしを描いた作品。痛快でニンマリ!
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