すき、好き、スキ。 文研じゅべにーるYA

イノウエミホコ(著者), ふうき(絵)

• 販売会社／発売会社: 文研出版
• 発売年月日: 2023/03/30
• JAN: 9784580825703

商品レビュー

2024/03/15

"好き"が同じかどうかなんてわからないし、そもそも同じことなんてあるんだろうか。
難しいよなー。好きの気持ちを持つことは自由だし、簡単にやめられるものでもないし。でも自分の好きと相手の好きが繋がるかは、相手次第でどうしようもならないこともあるもんな…。
ワトと胡汰、良いコンビだった。中学生になっても二人が楽しくやっていければいいな。

2023/06/18

本当は恋愛的な意味で好きなのに、照れ隠しで「推し」って言葉使う人があまり好きじゃない。
この話のわとちゃんもそんな子だった。
大体しょうやくんも勝手に彼女連れてくるなんて…ないわー。
今後LGBTQの児童書増えてくるのかなあ。

2023/05/12

LGBT、同性愛がテーマのおはなし。
憧れなのか恋なのか友情なのか、好きの種類も色々あるよねということが書かれている。
アイドルへの好きを"推し"と表現するが、最近は配信者など身近な一般人に対しても"推し"という言葉が使われるようになり、好きが含む意味はもっと多様になっていると思う。
もしかして自分は同性を好きなのかもしれないと悩むのは思春期にはありがちで、その気持ちには寄り添ってくれるかもしれない。
ただ、失恋したのに心があたたかい、という結末には説得力があまりなく、小六にして「もう誰も好きにならない」という決心は辛すぎるので、同じ悩みを抱える読者がもっと視野を広げられるような結末であればよかったなと思う。