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ホロコーストとナクバ 歴史とトラウマについての新たな話法
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 水声社 |
| 発売年月日 | 2023/03/03 |
| JAN | 9784801007031 |
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ホロコーストとナクバ
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ホロコーストとナクバ
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商品レビュー
3
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ホロコーストは有名だがナクバについては日本では殆ど知られていないのは、イスラエルの宣伝もあるかもしれない。本の中で、イスラエルで与えられた家に行ったところ、食卓の上に食器が置かれたままになっていたことから、自分たちがポーランドで強制収容所に送られるときを思い出したので、他の場所に移住したという話があった。日本人も米国やカナダやハワイやアルゼンチンや南米の国々で、ユダヤ人と同じ目にあって強制収容所へ有無を言わさずすぐに連れされた一方、満州に満蒙開拓団に行った日本人がすでに耕された土地を与えられていた影には中国人の農民の土地を取り上げたという背景がある。 解説では、杉原千畝がナチスのユダヤ人移住に反対して日本へのビザを発行したことがイスラエルに褒め称えられているが、実際はラトビアのユダヤ人はスターリンの圧政から逃れるためであり、ナチスのユダヤ人撲滅計画の前であった、という事実は知られていない。これもイスラエルの宣伝のひとつである。
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昨年10月のイスラエルに対するハマスの大規模攻撃を発端として起こったガザ侵攻は終結が見通せない。停戦交渉が試みられてもなかなか先へ進まない。 本書の原型は2015年に出版されたヘブライ語の論文集であり、日本語版(2023)刊行も軍事衝突より8ヶ月ほど前であるので、今回の侵攻を受...
昨年10月のイスラエルに対するハマスの大規模攻撃を発端として起こったガザ侵攻は終結が見通せない。停戦交渉が試みられてもなかなか先へ進まない。 本書の原型は2015年に出版されたヘブライ語の論文集であり、日本語版(2023)刊行も軍事衝突より8ヶ月ほど前であるので、今回の侵攻を受けているものではない。 ある意味、今回の紛争よりずっと以前から(本書が発行されるよりもはるかに以前から)問題が存在し続けており、なおかつ解決への道筋が見出されなかったことの証左ともいえるような1冊である。 「ナクバ」はアラビア語で「大惨事、大厄災」を意味する(同様の意味を持つヘブライ語の「ショアー」を連想させる)。第二次世界大戦後、イスラエル建国にあたり、その地に住んでいたパレスチナの人々が家を奪われ、追放され、社会的基盤を破壊されたことを指す。 「ホロコースト」は言うまでもなく、主としてユダヤ民族に対する大虐殺である。 「ホロコースト」に比べ、「ナクバ」は言葉としての知名度も低く、それはつまり、パレスチナの人々の苦難に対して、国際的な関心の高まりが十分でなかったことを象徴している。 本書ではこの2つを「ホロコースト『と』ナクバ(The Holocaust “and” the Nakba)」と並列に置くことによって、これらの間の関係についてさまざまな角度から考察しようとしている。現状では等位とは言えない2つの出来事をどう考えたらよいのだろうか。 「ホロコースト」は規模としても残虐性としても、歴史的に突出した出来事であるとしても、「ナクバ」で起きたことにも本質的に相通じるところがあるのではないか。そして、「ホロコースト」の被害者が「ナクバ」の被害者を産んだのではないか。「ホロコースト」がいかに残虐であったとしても、それが「ナクバ」の免罪符にはならないのではないか。 各執筆者は、論点を注意深く、じっくりと論じている。 執筆者は、政治学者、ホロコースト研究者、小説家、社会学者、歴史学者、パレスチナ芸術のキュレーター、アラビア文学研究者、人文学者など。学術論文で、必ずしも読みやすくはない。また、邦訳のない文学作品がいくつか大きく取り上げられているのも(本書の瑕疵ではないが)若干残念である(特に、本書にも序文を寄せているエリヤース・フーリーの作品は、邦訳が出るのであれば読んでみたい)。 パレスチナ問題の具体的な経緯を知るには別の書籍にあたるべきなのだろう。 丁寧な議論が必要な問題なのであろうとは思いつつ、しかし、現状は、本書の論点では解決不能であるほど差し迫っているのもまた事実のようにも思う。
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