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すらすら読める枕草子 講談社文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/03/15 |
JAN | 9784065304686 |


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すらすら読める枕草子
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
十二単が可愛い、という理由だけで もともと平安時代が好きだった。 小さい頃から、文系街道まっしぐら。 算数も数学も、大の苦手。 絵本や本、書くことが大好き。 『枕草子』は日本最古の随筆。 あの時代にすでに“エッセイ”的なものが 存在していたことが 当時のわたしには衝撃的...
十二単が可愛い、という理由だけで もともと平安時代が好きだった。 小さい頃から、文系街道まっしぐら。 算数も数学も、大の苦手。 絵本や本、書くことが大好き。 『枕草子』は日本最古の随筆。 あの時代にすでに“エッセイ”的なものが 存在していたことが 当時のわたしには衝撃的だった。 最初は単なる“日本で一番古い文章”くらいにしか思ってなかったし、内容を習ったあとも 「随筆?!この時代にエッセイ書いてたなんて!」 ということだけで こんなにも繊細な文章だったなんてまったく気づいてなかった。 人が破り捨てた文を拾って読んだり 影に潜んで聞き耳を立てたり とにかく好奇心旺盛。 歌人の娘でもあり、知的好奇心もあって 頭の回転も早い。 仕えていた中宮定子のさりげない一言から 何を求めているかをいち早く判断できる察知能力と行動力。 人としてのマナーにも厳しく 一見、他人に対して思いやりがないようにも思える。 でもそれだけじゃなくて 自分の惨めな体験を“すさまじきもの(がっかり、興ざめなもの)”に挙げる客観的な視点や、公平さもある。 他人批判がほんとうに辛辣だけど その理由がわかれば 清少納言に惹かれる人もきっといると思う。 恋愛となると、乙女のようになってしまう一面が また人間味あふれている。 清少納言、いろんな意味でどうにも他人とは思えない。(ふふふ。) 男女の文のやりとりや、逢瀬 日常の風景 人としての振る舞い ほんの一瞬の自然の美しさ その描写は、どれをとっても素晴らしい。 紫式部が、清少納言にライバル意識があったことも有名らしいけれど 『源氏物語』のなかには 『枕草子』の構図と似ているものが あちこちに見られるというのも、なんだか納得。 いま、大河ではちょうど紫式部が主役。 それでもわたしは やっぱり、清少納言が好きだ。 いま、清少納言が生きていたなら どんなエッセイを書くんだろう。
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わかりやすい現代語訳と解説で現代に書かれたエッセイのように読むことができる一冊。 1000年以上前に生きていた清少納言の考えに頷く場面も多い。
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