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フィリピン移住女性と日本社会 40年のインタラクション
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明石書店 |
発売年月日 | 2023/02/09 |
JAN | 9784750355252 |
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フィリピン移住女性と日本社会
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著者は、在日外国人支援ギョーカイでは神様的存在であり、おまけにこの神様は素晴らしくエネルギーに富んでおり、ほとんどの信者の数百倍勤勉であられる。 その方が、ご自分の行なってきたことの集大成としてまとめられたのが本書であり、それは同時に1970年代後半から日本がいわゆる「グロー...
著者は、在日外国人支援ギョーカイでは神様的存在であり、おまけにこの神様は素晴らしくエネルギーに富んでおり、ほとんどの信者の数百倍勤勉であられる。 その方が、ご自分の行なってきたことの集大成としてまとめられたのが本書であり、それは同時に1970年代後半から日本がいわゆる「グローバル化」していく過程を辿っている。 そしてそれは、元来日本という国が持っていた「国籍」という概念が、著しくジェンダー・バイアスのかかったものであり、それが著者を始めとした外国人も含むたくさんの女性たちによって、その偏りを大きく修正されていく様子も描かれており、胸のすく思いがする。 もともと明治の世につくられた男性優位の国籍が両性平等になったのは20世紀も終焉に入る1984年だった。それが婚外子にも認められるようになったのは21世紀に入ってから。 また、いわゆる「じゃぱゆきさん」といった事実上の性産業における人身売買から、日本が「人身売買」を「罪」として明文化したのはなんと2005年、今世紀に入ってからだった。まさに外国人女性によって、日本は「近代」に気づかされてきたのだと思う。 日本の社会は今、在日外国人の労働なしには成立し得ない状況にある。それなのに、未だに言語の支援、子どもたちの教育支援などは情けないほど貧しい。自治体の受け入れ方も未だ「親切」とはほど遠く、「厄介者」扱いが見え見えの態度も頻繁に見受ける。そういうところでマイノリティ言語の通訳を引き受けてくれるのはほとんどが女性だ。 ほんとうのグローバル社会は女たちがつくるのだ、つくづくそう思う。 #外国人労働者 #移住女性差別 #ジェンダー平等主義 #国籍
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