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戦火のオートクチュール 祥伝社文庫
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戦火のオートクチュール 祥伝社文庫

佐野広実(著者)

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戦火のオートクチュール 祥伝社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2023/03/09
JAN 9784396348748

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戦火のオートクチュール

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商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2023/05/20

シャネル展に去年行ったのもあったので、帯の「祖母の形見は血塗られたシャネルスーツ」の一言で買った 面白かった、もっとシャネル自身について知りたくなった……!

Posted by ブクログ

2023/05/16

ヒトラ―が支配する当時の北欧で生きた日本人の父と娘の生き方が強く描かれている。登場人物も個性豊かに書かれておりミステリーと歴史小説を融合させた内容だったが、その側面に描かれている、娘と母そして祖母の間に出来た深い溝が、祖母の生きてきた道を辿る事で少しずつ埋まって行くところがこの小...

ヒトラ―が支配する当時の北欧で生きた日本人の父と娘の生き方が強く描かれている。登場人物も個性豊かに書かれておりミステリーと歴史小説を融合させた内容だったが、その側面に描かれている、娘と母そして祖母の間に出来た深い溝が、祖母の生きてきた道を辿る事で少しずつ埋まって行くところがこの小説の主題と感じた。

Posted by ブクログ

2023/04/21

フリーライターの結城真理は、母の大学時代の友人である松村弘子に母が古いシャネルスーツを持ち込んで本物かどうか、戦前に作られたものかどうかを調べてほしいと頼まれ、その件を調べにフランスへ行ってほしいと言われる。 それは、祖母が遺した血に染まったシャネルスーツで、その遺品の謎を解くた...

フリーライターの結城真理は、母の大学時代の友人である松村弘子に母が古いシャネルスーツを持ち込んで本物かどうか、戦前に作られたものかどうかを調べてほしいと頼まれ、その件を調べにフランスへ行ってほしいと言われる。 それは、祖母が遺した血に染まったシャネルスーツで、その遺品の謎を解くために母とフランスに赴く。 そこで知ったことは、若かりし祖母と曽祖父のこと。 祖母は、外務省書記官の娘としてナチ占領下のパリにいて、ココ・シャネルと出会っていた。 大戦末期と現代を交互に物語は進む。 謎と驚愕の繰り返しの連続である。 祖母・母・娘の三代系譜の物語だが、それぞれ仕事に生き、芯の強い女性であることがわかる。 そして共通するのはシャネルもそうであったのだろう。 祖母が遺したのが血に染まったシャネルスーツであったこと…それは、娘に、孫に、語りたいことがあるという隠された事実だったのかもしれない。 母娘がけっして仲良くわかり合える間柄ではなかっただけになおさら切なさが尾をひく。

Posted by ブクログ

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