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遠い空の下、僕らはおそるおそる声を出す
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2023/02/21 |
JAN | 9784334915162 |
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
2023年7月10日図書館から借り出し。 確か日経夕刊で紹介されていて予約したもの。 古希を過ぎた人間には、この小説は無理。途中で放棄。若い読者は、こういうものを好むのだろうか?
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スクールカースト下位群の主人公、長崎弁で中高校生の日常のやりとり、ホンネあるある心のつぶやき、でもコロナ禍のニューヨークで、自分の声を探して、相手の声との響き方を探して、明日に向かって進んでいく姿、甘酸っぱくて、でもぐいぐい引き込まれて一気読み。 2020年のニューヨーク、ニュー...
スクールカースト下位群の主人公、長崎弁で中高校生の日常のやりとり、ホンネあるある心のつぶやき、でもコロナ禍のニューヨークで、自分の声を探して、相手の声との響き方を探して、明日に向かって進んでいく姿、甘酸っぱくて、でもぐいぐい引き込まれて一気読み。 2020年のニューヨーク、ニュースで聞くだけだったけど、社会の安定、人の心の安定が失われていく様子がありありと浮かび上がってくる。 それでもめげずに明日を信じられる日常を作っていけるようになっていく高校生たちの成長ぶりが眩しく愛おしい。 あれっと思ったこと。 帯を見て、男友達の話かと思って読み始めたのだけど、すぐり、って女の子の名前だったんだ、あはは。 それもまたよし。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
長崎の中学でひょんなことから友達となった一葦とすぐりだが、病気になったすぐりとすれ違ったまま、親の仕事の関係でNYに移住する。NYではコロナが流行りだし、ヘイトクラムに悩まされる一葦一家。そんな中でオタク仲間3人とアカペラを始める。最初はおぼつかないがオンラインを通じ世界の人たちとつながってゆく。一葦のA Place of Actionのとらえ方がいい、「ここから何かを起こす」。まさにその通りだと思う。やりたいことは行動しなければくすぶってしまうだけ。コロナ過のNYと長崎を舞台に繰り広げられる青春群像劇。
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