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少子化するアジア 家族形成の困難を超えて
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本評論社 |
発売年月日 | 2023/02/03 |
JAN | 9784535540262 |
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少子化するアジア
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
東アジアの国々(日本、中国、韓国)のほか、東南アジア、ロシアも含め進行している少子化の背景をデータに基づいて分析している。どの国でも多少の背景の違いはあれど、育児費用が増加し家族を増やす費用対効果が悪化していることが共通して少子化につながっている。 少子化の流れは先進国では止めら...
東アジアの国々(日本、中国、韓国)のほか、東南アジア、ロシアも含め進行している少子化の背景をデータに基づいて分析している。どの国でも多少の背景の違いはあれど、育児費用が増加し家族を増やす費用対効果が悪化していることが共通して少子化につながっている。 少子化の流れは先進国では止められず、たとえロシアのように年収規模の助成金を支給したとしてもそれは出産のタイミングを早めている(将来の前借)に過ぎない気がする。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本、中国、韓国、タイ、ロシア、台湾の少子化対策の論文がいくつもある。海外の知らなかった情報がいくつかあるが、提言は新規性なく内容も学生論文レベルなので★二つ。少なくとも出生率という単語を論文の間で揃えてほしい。 日本以上に韓国や中国の少子化は深刻なのが判った。人間の再生産(すごい単語だ!)費用が増加し、子供を持つ利点との相対比較で子供を産まないことを選択する人が増えたという結論は同感。だから飴として子供手当や子供を育てるネガを減らす政策(育児休暇、託児所など)をやっているのだが、韓国やロシアの実績をみても飴の政策で少子化が止まる可能性は低い。 出産と育児にかかわる費用を支援する対症療法的対応ではなく、若い女性が子供を持ちたくなる方向に手法を変えない限り、出生率は低空飛行のままだろう。 韓国の例をみても、「結婚と出産は家族の行為ではなく女性の個人選択の問題になってきている」とあり、女性の意識が大事である。(男はどうでもよい) 出生率が高かった頃は、女性は子供を産んで一人前という世間の雰囲気だったが、今では子供を産まなくても良い、自由だというのが当たり前である。この雰囲気の中で出生率を高めるのは無理でしょう。女性の意識を変えるには、お金の補助だけではなく、子供を持つことが幸せ という方向に世間の意識(雰囲気)を誘導することが必要である。すなわち、子供を持つ持たないは自由だけど、子供を持つ方が幸せだよ!!というメッセージを流し続けることが肝要と考える。 例えば、 ・子供を持つ幸せをテーマにしたドラマやアニメをヒットさせる (かわいい 幼児、あかちゃんと暮らして幸せな主人公) ・子供を持たない不幸せをテーマにした映画をヒットさせる (悲惨な老後、いざというとき話し相手いない孤独) ・子持ちタレントのスキャンダルはかつてのジャニーズ並みに封印する一方、 子供のいないタレントに関しては不幸せなネタのみ流す (子供のいる人の方が 幸せそう な芸能界) ・選挙では子持ち女性候補者を優遇する (子供のいる人が 政治家でも 偉くなりやすい) ・若い女性が良く使うSNSアプリで 子供動画を積極的に出す。 (広告枠で、子供かわいい動画を 政府広報の一環で流す) ・経団連が先頭に立ち、子供を持つ女性を管理職に優遇する。 (子供を持つ同性上司に あこがれる) このぐらいやらないと、 日本の将来は真っ暗である(と思うのですが)。
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